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ロードバイク初心者が自転車レースに出ても大丈夫?
私、BJnet(ビージェーネット)という自転車媒体を運営しているくせにロードバイク初心者の、BJnetガメッチと申します。
乗り始めてから3か月ほどで、最近ビンディングを買い、そろそろロードバイクが楽しくなってきたところです。今まではグルメスポットをまわったり、仲間とポタリングをしたりしてロードバイクを楽しんできました。
こういった、ポタリングなどのんびりした楽しみ方はいろいろあり、気軽にできるので初心者におススメです。
しかし、ロードバイクにはもう一つ大きな楽しみ方があります。それは、「競技・スポーツ」としての楽しみ方です。

世界のトッププロが集う「さいたまクリテリウム」の模様
ただ、いきなり競技と聞くと、「そこまで力を入れてない」「ハードルが高い」「遅いとガチ勢に怒られそう」といった印象を持つ人も多いのではないでしょうか。何を隠そう、僕がその一人でした。
しかし今回、成り行きで「第6回ワイズカップ彩湖4時間エンデューロ」に参加することが決まってしまいました。4人一組のチームですが、「4時間も走るの!?」というのが第一印象でした。
本格的な大会に出るのは高校生以来。初心者なんかが出て大丈夫なのかとパッと思いました。
以下、僕の自転車のスペックです。

愛車のGIANT
・名前: GIANT PROPEL SLR2
・フレーム: アルミのエアロ形状
・コンポーネント: SHIMANO 105 (値段で言うと上から5番目のもの)
・価格: 195,000円(税抜き)
・重さ: 8.4kg(Sサイズ) ※私の自転車はMサイズです。
大会、チーム概要|ワイズカップ2016

ワイズカップ、会場の様子
第6回ワイズカップ彩湖4時間エンデューロは、去る12月3日(土)に開催されました。
日本最大級のスポーツサイクル専門店、Y’sロード(ワイズロード)が主催するチーム戦の耐久レースです。コースは荒川沿いの彩湖周回です。2名から10名まででチームを編成できるので、初心者でも楽しめるレースです。
またトップ10の入賞者だけでなく、100位などのキリ番、記念番号にもプレゼントが用意されるため、上位を争う以外にも楽しみ方があります。

各メーカーのブースがあり、試乗もできました
1周約5kmの周回コースを4時間の制限時間内に、どれだけ多く周回できたかを競い合う、耐久レース(エンデューロ)です。チーム参加の場合、メンバー交代制で行います。交代は何回おこなっても大丈夫です。
1チームで同じ車種で出ても、ミックスで出ても大丈夫です。また男女混合でも構いません。

ポタガールの方たちによる開会宣言
それでは、実際にペラペラの初心者が参加して大丈夫だったのか!?感想を書いていきます。
大会の模様|ワイズカップ2016

大会スタート直前
スタートは上級・中級・初級に分かれていました。
こちらの先頭に映っているのは、優勝を争う上級者の方々です。
スタートが分かれているのは、やはり初心者の自分にとっても安心でしたね。
また、スタート前に走行時の注意がアナウンスされました。
1.初心者の方や走りに自信がない方は、コースの右側を走行しましょう。
2.左側では中級者・上級者の方たちが、巡航トレインと言って一列に並び高速で走り去っていきます。
3.パンクなどのトラブルがあった場合、絶対に逆走せず、路肩で待つ。
最低でもこれだけは守って走りましょうとのことでした。絶対に忘れず走ろうと、肝に銘じました。

※肝心の自分の写真がなかったため、別日にもう1周走って撮影しました。
はじめてのワイズカップでしたが、思っていたよりもあっという間に終わりました。4人で4時間走り切ったおかげもあり、思っていたより4時間は長く感じませんでした。
聞いた話だと昨年のワイズカップは、寒さと強い風の中でのレースだったそうですが、今年は気温も高く風は全くありませんでした。レース中はトップ集団に付いていこうと加速しましたが、一瞬でおいていかれました。今度、参加する時には頑張ってトレインに乗かってみたいと思いました。

173位!
ワイズカップ2016の結果は、約300チーム中173位でした。
後方からのスタートでしたが、チームメイトの活躍もあり50位ほど順位を上げてのフィニッシュとなりました。

トップ集団のゴール
初心者が自転車レースに参加してみてよかったこと

レースに出てみよう!
- ・自分の実力がわかった
- ・全力でぶつかり合う楽しみ、高校時代の部活の熱さを思い出した
- ・今までよりロードバイクに乗るのが楽しくなった
僕個人の感想ですが、今回参加してみて、何よりも熱くなりました。成り行きで参加してしまいましたが、バリバリにスポーツをやっていた時の感覚が蘇ってくる感じです。
トップ争いはできませんでした。それでも、前を走る人を抜いていく爽快感、きついながらも走り切った達成感が清々しかったです。
また、チームで何かをやり遂げる一体感を体験できることも大きな魅力です。上で挙げた感想は、自分が男子だからこそ抱いた感想かもしれませんが、チームの一体感はどんな人でも味わえることでしょう。
特に、ワイズカップは初心者でも全く問題ない大会なので、女性でも初心者でもチームと協力し合って走り切ることができます。
ロードバイクがさらに楽しくなる!

チームメイトと一枚
今回のワイズカップでは、ロードバイクを始めたばかりの僕にとって多くの刺激をもらえました。
これまで、世界のトップ選手が集う「さいたまクリテリウム」など、いくつかの大会を観てきましたが、実際に自分がレースに出ているのとでは感覚が違いました。
走ってみると、どれだけきついのか、トップ選手がどれだけすごいのかを体感する事ができました。
そしてまた、もっと速くなりたい、追いつきたいという感情も湧いてきて、今後のロードバイクへのモチベーションが大きくなりました。初心者の方でも、楽しめるエンデューロ、クリテリウムなどがあるので、是非、一度は勇気を振り絞って参加してみてはいかがでしょうか。