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寒い冬でも快適に少しの工夫でロードバイクを楽しむ
今日は冬場のロードバイクライドを快適に楽しむために、どんなウェアを選べばよいか、6つのコツについて説明させて頂きます。
基本として押さえておいて欲しいのが、ロードバイクの場合、巡行速度が速いので体感温度が低く、身体が温まりにくいと言うことと、逆に身体が温まってから出てくる汗への対策が重要だと言うこと。
汗が出ること自体も不快ですが、その汗が冷えると一気に体温を奪ってしまうからです。この基本を押さえつつ読んでいただければと思います。
その①|防風性に富んだウェアで風で体温が奪われることを防ごう
冬場にロードバイクで走ると、どうしても風で体温を奪われて身体が温まりにくいですね。そこで気温が低い時には、ジャケットや厚手の長袖ジャージなど、しっかり風を遮ってくれるウェアを着用しましょう。
例えば、パールイズミ社では「ウィンドブレーク」と言う素材を使ったウェアがラインナップされていますが、このウィンドブレークは冷風を通しにくいだけではなく、透湿性が高いので蒸れを防止し、耐水性も高いので防水効果もあります。こう言った素材を使っているウェアがおすすめです。
または、走り初めなどはウィンドブレーカーを着用するもの良いでしょう。同様に下半身についてもタイツなどしっかり風から守ってくれるものを選びましょう。
その②|汗で蒸れるので着込み過ぎは厳禁
冬のウェア選びの難しいところは、ただ着込めば良いと言うものでないことです。寒いからと過度にウェアを着込んでしまうと、不要な汗をかき、その汗が冷えると一気に体温を奪われてしまいます。
例えば、走り始めが寒いからと、気温に対して暑過ぎるウェアを選んで走りに行くと、途中で汗をかくことになります。その状態で休憩を取ると一気に体温を奪われ、再度走り出す時には身体が冷え切って辛い思いをすることになります。
こう言った事態を防ぐためにも適度な調節が重要です。ちなみに、パールイズミ社では0℃・5℃・10℃・15℃と温度帯別に冬用ウェアをラインナップしているので、どれを着れば良いか分からない方はこのラインナップに合せて選ぶのもおすすめです。
その③|暑くなったら脱着で体温調節しよう

ベストは細かい体温調節にとても便利です。
先にも書きましたが、冬場に快適に走るために汗をかくことは絶対に避けたいところ。そこで重要なのがウェアを羽織ったり・脱いだりして体温調整すること。
走りはじめはウィンドブレーカーを羽織って、体が温まったら脱いで背中のポケットに入れる。逆に風が吹いて来たり、下りを走る時は、ウェインドブレーカーを羽織る。
また、そんなに気温が低くない時は、半袖ウェアや短いレーサーパンツにして、アームウォーマーやレッグウォーマーを着用し暑くなったら脱ぐなど。
ちなみに私の場合は、グローブを2つ持って走ることがあります。冬の朝は生地が暑い防寒用グローブを着けないと、手がかじかんでしまうものの、お昼近くになると気温が上がってグローブの中が蒸れてくるので、ここで薄手の指付きグローブに取り替えます。
素手だと寒いので、予め薄手の指付きグローブを背中のポケットに忍ばせておくのです。こう言う工夫が快適なライドの役に立ちます。
その④|手・足・耳・首、末端の防寒は万全に
冬のウェア選びと言うと、どうしても長袖ジャージとタイツばかりに目が行きがちですが、グローブやシューズカバーもとても重要です。何故なら体の末端に当たる手・足・耳は寒さが痛みに直結するからです。また、首は露出していることが多いのでここにもケアが必要。
手はグローブ、足(特につま先)はシューズカバーが防寒してくれるのですが、気温が下がればかなり生地が分厚い極寒用のものが必要になります。少々値もはりますが、寒くて痛い思いをするくらいなら、しっかり準備しておきましょう。また、耳についてはヘルメットの下に着用するイヤーウォーマーやスポーツ用の耳当てなどがあるのでこれを使いましょう。
ネックウォーマーに関しては、選ぶの時のポイントのひとつが「脱着性」。
後ろも部分にボタンやマジックテープが付いていて脱着可能なものは走りながら脱げるので便利。
逆に脱着機能が付いていないものは縫い目などが少ない分、付け心地が良いです。どちらを選ぶかは好みが分かれる所です。ちなみに、私は自転車通勤の時に手軽に脱着が出来るのでマジックテープが付いているタイプがいいです。
その⑤|目立たないけど重要なアンダーウェアを選ぶ
冬のウェア選びでもう1つ重要なのがアンダーウェア。
最近は、先端素材が進化して暖かいのに蒸れ難いアンダーウェアが充実しています。優れたアンダーウェアは快適温度帯を広げてくれるので、多少気温が上がっても・凄く冷え込んでも1枚で快適に過ごせるようになります。
このアンダーウェアの働きは本当に素晴らしく、寒い時間から走りに行って、日が昇って気温が上がっても同じウェアで対応出来るように目立たないところで支えてくれています。
その⑥|サングラスは明るめのレンズを選ぼう
最後にウェアと言ってもアイウェアの話を。冬場は日が短いうえに、日光が斜めに差し込んでいるので影も多いです。そんな時は、あまり色が入っていない明るめのレンズや調光レンズの付いたサングラスを使うことで、冬場でも快適なライドができます。
いかがでしょうか!
冬場にロードバイクで快適に走るために重要なポイントを6つほど書かせて頂きました。冬場のウェア選びと言うのはなかなか奥が深いのですが、まずはこの6つを押さえて快適ライドを楽しんでみて下さい。