photo:m.shimizu
7月31日に開催された、JBCF湾岸クリテリウム2016の観戦に行ってきました。都心で開催されるロードレースは、ツアー・オブ・ジャパンの東京ステージ以来で、Jプロツアー(日本ロードレース界の最高峰のシリーズ戦)では唯一の都心での開催です。
レース観戦は初心者でも楽しめるレース

ガンダム像の前からレーススタート。普段のレースではなかなか見られない光景です。
湾岸クリテリウムの会場は、東京都シンボルプロムナード公園(お台場)で行われます。1周800mの特設周回コースが設けられての開催です。行楽客や観光客が多く集まる場所でもあるので、普段ロードレースを知らない人たちの目に触れて、興味を持ってもらうことも狙いです。
クリテリウムというレースは、短い周回コースを作りそこを何周も回って競うレースなので、選手との距離が近く、また何度も目の前を走るためロードレースを初めて観戦する人や家族連れの方も気軽に楽しめます。

宇都宮ブリッツェンの阿部嵩之選手が観客とハイタッチ。photo:m.shimizu
コースがコンパクトなので、日本で開催されるクリテリウムのレースの場合、出走人数を絞るため予選と決勝と分けて開催されることが多いです。

選手のスタート前には、たくさんのプレスの人たちが。photo:m.shimizu
湾岸クリテリウムの場合、予選は1組40人までとし3組に分け、30周(24km)で争われ、決勝に進めるのは各組13人とかなり厳しい設定になっています。
決勝は予選を勝ち上がった39人の選手たちが40周(32km)で戦います。
お目当ての選手が予選を勝ち上がると、予選と決勝で2回応援出来るというわけです。

予選1組目には雨が降る場面も。photo:m.shimizu
レースの合間のお楽しみも満載

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スポンサーやチームの応援グッズなども配られ、会場の盛り上げに一役買っていました。
スポンサーブースではサイン会などのイベントも開催されていました。
レース会場の周辺では、自転車関連の各種メーカーも出店されて、最新バイクの展示や試乗会なども開催されていました。
決勝レースは雨の中でゴール

先日、今シーズンで引退を発表したキナンサイクリングチームの伊丹健治選手。photo:m.shimizu
39人でスタートした決勝レースは目まぐるしく天候が変わり、厳しいレース展開になりました。

シマノレーシングの入部正太朗キャプテン。photo:m.shimizu
コーナーで少しでも前へと攻める選手たち。応援している私達もハラハラします。
この頃には横殴りの雨が降ってきていました。

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優勝はチーム右京のジョン アベラストゥリ イザガ選手でした。

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2位は宇都宮ブリッツェンの阿部選手(左)、3位は同じく宇都宮ブリッツェンの鈴木選手(右)でした。

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今回2位と3位に入った、宇都宮ブリッツェンがレースで使用しているバイク。
フレームはメリダ、コンポーネントとホイールはシマノを使用しています。

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レース観戦を終えて
比較的来場しやすい都心での開催ということで、予選からたくさんの観戦者が見られました。朝から気温が高く非常に暑い1日でしたが、大型ショッピングモールが隣接しており休憩を取るのにも便利でした。
非常にコンパクトな会場でレースアナウンスも聞き取りやすく、選手の走りを間近で見ることもできるので、レース観戦初心者の方にもおすすめのレースだと思いました。
今回のようなJBCF主催のJプロツアーは全国各地で開催されています。ぜひ興味をもたれた方はぜひホームページをチェックしてみてください。
全日本実業団自転車競技連盟:http://www.jbcf.or.jp/