真夏のサイクリング。みなさんはどんな場所で走ってますか?
アスファルトの照り返しが厳しいこの時期は、私は断然標高の高い場所でのサイクリングを楽しもうと思います。
今回は高知県と愛媛県の県境にある、瓶ヶ森林道(かめがもりんどう)を走ってきました。地元ではUFOラインとも呼ばれています。標高1690mの最高地点は、とても外界の暑さを忘れるほどの涼しさでした。
苦しい道のりを忘れるほどの景色で最高と出会ってきました。
そう・・・楽し苦しいヒルクライムルートをがっつり走って来ました。
実はこのブログでもレポートさせていただきましたが、4月にRapha Prestige Kamikatsuを走ってから数回しか自転車に乗れておらず、さらに体重が3kgほど増量してしまい重くなった体で上ることに、一抹の不安を感じていました。
旧寒風山隧道までのヒルクライム
まずは集合場所の標高627m地点から、旧寒風山隧道(きゅうかんぷうざんすいどう)の高知側出口まで約10km、標高1100mまで上ります。比較的道幅も広く、走りやすかったのですがマイペースで上っていると虻の洗礼を受けてしまいました。
太もものうら側をレーシングパンツの上からチクっと刺され、予め虫除けスプレーを使っていましたがお構いなしでした。途中のカーブミラーでは、最近ブームのミラー越しの写真撮影をしました。
標高が高くなるにつれて、景色が開けてきました。
UFOラインで絶景ヒルクライム
第一弾ののぼりを終えて、町道瓶ヶ森線(ちょうどうかめがもりんどうせん=通称UFOライン)の入り口に到着しました。ここは登山客も多いこともあり、お茶屋さんやトイレ、駐車場や休憩所などが完備されています。
ここからしばらく自販機もトイレも無いため注意が必要です。
一緒走っていたメンバーのひとりが虻よけを装着しましたが、完璧な準備と思いきや、、、水を飲む時に邪魔になったのと、なんとなく息苦しい気がするとかで途中で早々に取りました(笑)
ちなみにUFOラインは、11月末から4月上旬まで冬季閉鎖されますので注意が必要です。
平地と違って、アスファルトの照り返しもなく快適に走行できます。
UFOラインには、いくつか隧道(すいどう)がありますが、そのうちのひとつが手掘りなんです。
周りが鉄のネットで覆われ、たくさんの杭が打たれてます。
上りの洗礼をうけて息があがりますが、標高があがるにつれてよい景色が目の前に広がり気持ちもあがります。
空が近くに感じます。
この辺でスタート地点から約20km標高が1700mほどなので、すでに1100m近く上ったことになります。
土小屋への最後のアップダウン
本日の最高地点をクリアしたあとは、昼食を取るために石鎚スカイラインにある土小屋に向かいます。
予定では道中にある山荘しらさでランチの予定でしたが、このところ雨が降らない日々が続いたこともあり、私達が訪れる前日から水不足のため臨時休業されていました。
せっかくなので、別の日に訪れた時の様子をご紹介します。
ここのランチがオススメです!
ごはん大盛り無料に反応するサイクリストも多いはずです。
illyの珈琲が飲め、大きな手作りマフィン美味しく、この日はバナナマフィンをいただきました。
ちなみに、現在は水のメドがたって復旧されたとのこと良かったです!
山荘しらさの場所
・〒781-2605 高知県吾川郡 いの町寺川175
・TEL: 090-1177-5633
・E-mail: sanso@shirasa.com
・Cafeの営業時間は11時〜16時(定休日:月曜日)
※営業は4月から11月の間です。公式サイト:SansoSHIRASA
というわけで、今回はCafeしらさのランチはお預けで、食事が出来る土小屋まで約10kmのアップダウンの道のを進みます。実はこの距離が地味に脚にきます。
そして、1年ぶりにこの場所へ来ました。西日本最高峰の石鎚山の登り口でもある土小屋です。去年は、石鎚山ヒルクライムの大会のコースにもなっている、石鎚スカイラインをのぼってここにたどり着きました。
ランチはカレーをいただき、お腹ペコペコだったので黙々と食べてしまいました。
時間が押していたので、休憩もそこそこに来た道を戻ります。
途中でガスが出てきて一面真っ白になってきました。山の天気は変わりやすいですね。
最高地点のあたりに到着したころには、また空が見えてきました。
ここからアップダウンを繰り返しながら下っていくのですが、のぼりもくだりも苦手な私。
長い下りでブレーキを握る手も握力がなくなり、マイペースで進みます。
最後の10kmのダウンヒルを経てゴール。
ゴール後は最寄りの道の駅木の香に隣接する、木の香温泉で汗を流して本日のライドは終了。
ライドのまとめ
・走行距離72.8km ・ 獲得標高1877m
久々のヒルクライムライドはなかなか走りごたえがありました。一緒に走ったメンバーをお待たせすることも多く申し訳なかったのですが、その分走った後の達成感を味わうとまた次も・・・という気持ちになりますね。
そして、この季節は平坦を走ると、アスファルトの照り返しと熱風で走る気力を失われますが、標高が高いところだと、涼しい中でストレスなく走ることができるのでオススメです。
参考までに、今回は補給用としてこのようなものを用意しました。
上記以外にボトルは2本用意して、1本はハイポトニック飲料(体液より低い浸透圧の飲料水。少量づつでも素早く吸収されるのが特徴。)、1本は水を用意しておくとよいと思います。水を持っておくと飲むだけでなく、暑い時に頭からかけたりするのにも使えるので便利です。