日本最大の自転車ロードレース、2019ツアー・オブ・ジャパン!(TOJ)
大阪から東京まで、移動しながら毎日レースが行われた8日間。今回は第7ステージ(伊豆)についてお届けします。
第7ステージ(伊豆)
5月25日に行われた第7ステージは、日本サイクルスポーツセンターの周回コースを10周する122キロのコースで争われました。
2020年の東京オリンピック(TOKYO2020)では、日本サイクルスポーツ内のベロドロームが自転車トラック競技の会場となります。
起伏に富んだコースレイアウトで過去には多数のタイムアウト選手を出したステージ。上位を狙う選手にはもちろんのこと、明日の東京ステージに狙いを定めるスプリンター勢にとっては完走を第一目標とするステージでもあります。
スタートラインの前列にはリーダージャージ着用選手が整列します。
左から、25歳以下新人賞を繰り下がりで着用するドリュー・モレ選手(トレンガヌ・INC・TSG・サイクリング・チーム)、個人総合時間賞のクリス・ハーパー選手(チーム・ブリッジレーン)、ポイント賞のレイモンド・クレダー選手(チーム右京)、山岳賞のフィリッポ・ザッカンティ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)。
レース序盤に8名の逃げができます。
その中には前回総合優勝のマルコス・ガルシア・フェルナンデス選手(キナンサイクリングチーム)やベンジャ ミ・プラデス・レヴェルテル選手(チーム右京)などの有力選手が含まれていたため、これを脅威に感じたリーダーチームのチームブリッジレーンがメイン集団を牽引。
強力な牽引で3周目には先頭の8名を捉えます。
その後、総合成績に関係のない選手で構成された8名の逃げができ、それが容認されます。そこまでの強力なペースアップなどでメイン集団は大幅に人数を減らしています。
最後方には明日の東京ステージのために今日の完走を目指す、スプリンターを中心としたグループもできていました。
その後、8名の逃げ集団からフェデリコ・ズルロ選手(ジョッティ・ ヴィクトリア・パロマー)が飛び出します。
8周目で、先行するフェデリコ・ズルロ選手(ジョッティ・ ヴィクトリア・パロマー)を7名の第二集団が吸収。9周目には、メイン集団から飛び出した10名の追走集団も合流。
最終周回にはパブロ・トーレス・ムイノ選手(インタープロサイクリングアカデミー)が 単独でアタック。
総合時間賞に関わらないパブロ・トーレス・ムイノ選手(インタープロサイクリングアカデミー)。そのため、力のある選手の追走はなく、そのまま逃げ切っての単独ゴールとなりました!
おめでとうございます!!
この日はハードなレースに加えて、真夏のような太陽が照りつけました。
第7ステージ(伊豆)結果
1位 パブロ・トーレス・ムイノ(インタープロサイクリングアカデミー) 3時間35分58秒
2位 ベンジャミン・ヒル(リュブリャナ・グスト・サンティック) +11秒
3位 ホセ・ヴィセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ) +11秒

総合時間賞はクリス・ハーパー選手(チーム・ブリッジレーン)がキープ。
翌日の東京ステージはタイム差なしの集団ゴールが予想されるので、伊豆ステージの結果を持って総合優勝をほぼ手中に収めたと言えます。
ツアー・オブ・ジャパンは配信アプリスポーツブルで全ステージ生中継(無料)されました。
感動を再び!フルタイム・ハイライト動画もご覧ください!
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