日本最大の自転車ロードレース、2019ツアー・オブ・ジャパン!(TOJ)
大阪から東京まで、移動しながら毎日レースが行われる8日間。今回は第5ステージ(南信州)についてお届けします。
第5ステージ(南信州)
5月23日に行われた第5ステージは、パレードののち、下久堅周回コースを10周する123.6キロのコースで争われました。
パレードスタート地点の飯田駅前。
この日も多くの観客が訪れ、スタート前の選手や関係者とのふれあいを楽しみます。
スタートラインの前列には各賞のリーダージャージ着用選手が整列します。
左から、山岳賞のフィリッポ・ザッカンティ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)、個人総合時間賞のベンジャミン・ヒル選手(リュブリャナ・グスト・サンティック)、25歳以下新人賞のエイデン・トゥーベイ選手(チーム・ブリッジレーン)、ポイント賞の窪木一茂選手(チームブリヂストンサイクリング)。
赤い駅舎が印象的な飯田駅前をスタート!道の両脇に大勢の観客が詰めかけ、声援を送っていました。
山岳賞ジャージを着用するフィリッポ・ザッカンティ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)の飛び出しに反応した2選手。3選手の逃げグループができます。
その後追走してきた1選手が合流し、先頭は4選手となります。
左から、エミール・ディマ選手(ジョッティ・ヴィクトリ ア・パロマー)、初日の大阪ステージの勝者である岡篤志選手(宇都宮ブリッツェン)、第2ステージの京都から山岳賞ジャージを着用中のフィリッ ポ・ザッカンティ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)、メトケル・イエブ選手(トレンガヌ・INC・TSG・サイクリング・チーム)です。
メイン集団は個人総合時間賞のグリーンジャージを擁するリュブリャナ・グスト・サンティックがコントロール。逃げの4選手との差は3分ほどで推移します。
このメイン集団が前方を捉えようとスピードアップしたタイミングで、岡篤志選手(宇都宮ブリッツェン)が飛び出します。
周回コースにも小学生1年生が生活の授業の一環で応援に来ていました。
その後、岡篤志選手(宇都宮ブリッツェン)を含む全員がメイン集団に吸収されますが、再び3選手が飛び出しに成功します。
左からドリュー・モレ選手(トレンガヌ・INC・TSG・サイクリング・チーム)、岡篤志選手(宇都宮ブリッツェン)、アドリアン・ギロネット選手(インタープロサイクリングアカデミー)です。
一時はメイン集団に40秒ほど先行しますが、人数の多いメイン集団のスピードは速く、順に吸収されます。
そして1キロに及ぶ長い直線での集団スプリント!
優勝したのはフェデリコ・ズルロ選手!(ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー)
おめでとうございます!!!
個人総合時間賞は、タイム差なしの4位でゴールしたベンジャミン・ヒル選手(リュブリャナ・グスト・サンティック)が守りました。
山岳賞は、フィリッポ・ザッカンティ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)が山岳ポイントを重ね、2位以下の選手に差をつけます。
南信州の名産品でもある水引で作られた冠が表彰選手に贈られました。
ポイント賞は窪木一茂選手(チームブリヂストンサイクリング)からレイモンド・クレダー選手(チーム右京)へ、25歳以下新人賞はエイデン・トゥーベイ選手(チーム・ブリッジレーン)からアダム・トーパリック選手(チーム・ザワーランド・NRW・P/B・SKSジャーマニー)へ、それぞれ移りました。
南信州ステージのあれこれメモ
この日の出走前サイン。
斜線になった欄は、タイムアウトやケガなどの理由で選手が既にレースから去ったことを表しています。
ゴールまでたどり着くことで、次の日の出走が許されるステージレースであるツアー・オブ・ジャパン。積極的にレースを作り遅れた選手やこの日のコースを得意としない選手が、グループとなってゴールしていました。
昨日の美濃ステージでも焼肉応援は見られましたが、この飯田市は日本で最も焼肉の消費が多い都市とされます。人が集まるときはとにかく焼肉!(地元の方談)ということで、雄大な景色の中で、肉を焼きながら観戦を楽しむ姿が見られました。
第5ステージ(南信州)結果
1位 フェデリコ・ズルロ(ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー)3時間10分24秒
2位 レイモンド・クレダー(チーム右京)+0秒
3位 ニコラス・ホワイト(チーム・ブリッジレーン)+0秒
第6ステージ(富士山):5月24日 10時50分スタート予定
チームブリヂストンサイクリングがホームステージチームです。
ツアー・オブ・ジャパンは配信アプリスポーツブルで全ステージ生中継(無料)されています。
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