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サドルバッグについて考えてみた
宿泊を伴うロングライドやブルベでは、ロードバイクに積む荷物の量やその積み方が重要になります。
ロードバイク初心者の私でも、ロングライドを経験してみて重要だなと考えるようになりました。
そこで今回はロングライドやブルベに使えるもので、私が「これはいいかも」と思ったサドルバッグをまとめてみました!
私が良いと思ったサドルバッグブランド4選
- ORTLIEB(オルトリーブ)
- RIXEN&KAUL(リクセン&カウル)
- REVELATE DESIGNS(レベレイトデザイン)
- Apidura(アピデュラ)
1.ORTLIEB(オルトリーブ)
主なスペック
ORTLIEB(オルトリーブ)はドイツの鞄メーカーで、サドルバッグを扱う有名なメーカーの1つです。オルトリーブのサドルバッグLサイズはロングライドやブルベでは定番で、商品の信頼度は折り紙付き。
収納方法はロールクロージャー式。2回くるくると巻いて口を塞ぎます。巻くのを1回に減らせば容量アップも可能。オルトリーブではLサイズの容量を2.7Lと表記していますが、本当に2.7Lかと疑うほど荷物が詰め込めます。
カラーはオーシャンブルー、ライム、レッド、ダークトーンのスレートの4色展開なので自分のロードバイクに合う色を選択できるのもポイント。またバッグ側の取り付け部品を前後に調節できるので、お持ちのロードバイクに合わせて調節が可能になっています。
ちなみに取り付け用に付属されているネジが大きいので、荷物によってはネジが干渉してしまい入れづらくなっています。一部のロードバイク乗りの中では、市販のネジと入れ替えて荷物を入れやすくする改造も行われています。オルトリーブはそれくらい有名なサドルバッグです。
2.RIXEN&KAUL(リクセン&カウル)
主なスペック
容量:6L
重量:550g
サイズ(約):長さ32×幅17×高さ22cm
RIXEN&KAUL(リクセン&カウル)もドイツ生まれのメーカーです。紹介するのはRIXEN&KAULのコントアーマグナムというサドルバッグです。
RIXEN&KAULのサドルバッグは、KLICKfix(クリックフィックス)アダプターシステムという、ワンタッチで着脱可能なシステムを採用しており、ロードバイクへの取り付け/取り外しが簡単にできます。
コントアーマグナムはフレーム付きのサドルバッグなので若干重量は増すものの、アダプターでしっかり固定されるのでダンシング時にも大きくサドルバッグが揺れる事はありません。
またバッグ下部は泥除けとしても使えるようコーティング済み。開閉方法はジップ式なので中のものを取り出しやすいです。左右にポケットが付いているので、スマホや財布などよく出し入れするものをそこに収納しておくと便利です。
ちなみにリクセンカウルのコントアーマグナムはアダプターをシートポストに固定する形になるので、カーボンシートポストでは傷がついてしまい利用をおすすめできません。またエアロ形状のシートポストだと、取り付け金具が円形なので取り付けられないので注意が必要です。
3.REVELATE DESIGNS(レベレイトデザイン)
主なスペック
容量:6〜14L
重量(カタログ値):367g
REVELATE DESIGNS(レベレイトデザイン)はアメリカのアラスカ州にあるバイシクルバッグのブランドです。ロングライドやブルベ、どんな用途にも対応できる容量の大きさと、その堅牢性が特徴です。
REVELATE DESIGN(レベレイトデザイン)のサドルバッグはロールクロージャー式なので、荷物の量によって容量を変えられます。また底部には柔軟性のあるプラスチックのシートが貼ってあるので、荷物をたくさん積んでもバッグの形がずれないようになっています。
REVELATE DESIGN(レベレイトデザイン)のサドルバッグはViscacha(ビスカチャ)とPika(ピカ)の2タイプ用意されています。2つとも幅も長さも同じなのですが、厚みが若干異なります。
Viscacha(ビスカチャ)は6~14Lの容量に対し、Pika(ピカ)は6〜12Lと若干小さくなっています。ちなみにViscacha(ビスカチャ)のサドルバッグには最大で一升瓶2本と500m缶が2本入るそうです…凄まじい容量です……!
REVELATE DESIGN(レベレイトデザイン)のサドルバッグを装着する際は、サドルからタイヤまでのクリアランスに注意が必要です。
クリアランスとは、隙間やゆとりの事です。つまり「装着する時はこれくらいのスペースが必要ですよ」という事を示しています。このスペースが足りていないと走行中にサドルバッグとタイヤが擦れてしまいます。
Viscacha(ビスカチャ)のクリアランスはサドルからタイヤまで最低20cm、シートポストの突き出しが最低13cmは必要なので、小柄な方が乗るロードバイクには合わない恐れがあります。Pika(ピカ)のクリアランスはサドルからタイヤまで最低17cm、シートポストの突き出しが最低10cmあれば装着が可能となっています。
ちなみにREVELATE DESIGN(レベレイトデザイン)では、”持ち運べる”サドルバッグも取り扱っています。
(出典:TOKYOWheels)
それがこの写真のTerrapin(テラピン)というサドルバッグです。Terrapin(テラピン)はロードバイクに取り付ける部分と荷物を入れる部分を別にしたサドルバッグです。
ロードバイクから離れる際、固定させたサドルバッグを毎回取り外して…取り付けて…とするのは面倒ですよね。収納だけではなく、実際の利用シーンを考えた非常に便利なサドルバッグになっています。容量はビスカチャと変わらず14Lです。
4.Apidura(アピデュラ)
主なスペック
Apidura(アピデュラ)はイギリスで生まれた本格的なサイクリングバッグのブランドです。サドルバッグに限らず、ハイテク系の素材を使った超軽量なバッグを展開しています。
上の表の通り、17.5L入るサドルバッグがたったの400gです。先に紹介したオルトリーブのサドルバッグは2.7Lで330gですから、Apiduraがいかに軽量なのかがわかります。
装着方法はストラップベルトをサドルレールに通して、シートピラーにベルクロを2本巻きつけます。
前述のオルトリーブやリクセンカウルのようなアダプターで固定するタイプではないので、容量分詰める事でどうしても揺れは大きくなってしまいます。装着する際にラバー素材のものを挟んだり工夫すると良いかもしれません。
まとめ
ロードバイクに乗る際、速さや軽さを重視する方は、ロングライド向けのサドルバッグよりも小さなサドルバッグを装着するのが良いと思います。
ですがロードバイクに乗って間もない方や、観光などロードバイク用品以外の荷物も積みたいとお考えの方は、今回紹介したような大きめのサドルバッグを使う事を私はおすすめします!
一箇所だけでなくバランスよく積みたいという方は、サドルバッグに限らず、フレームバッグやフロントバッグなど荷物を入れられるバッグもありますので、ぜひ探してみてください!