目次
簡単に空気が入れられる8つの手順
今までシティサイクルと言われているママチャリと、スポーツバイクと言われているロードバイクやシクロクロスバイクでは空気の入れ方、空気入れの種類が変わってきます。
一度、手順を覚えてしまえば難しくないので、誰でも簡単に空気を入れることができるようになります。
作業手順
- バルブを上側にします
- バルブのキャップを外します
- バルブの先端のネジを回してゆるめる
- ネジの先端を押します
- 空気入れの口金を取り付けます
- レバーを立てます
- 空気を入れます
- 空気圧の目安を知る
バルブを上側にします|空気入れのステップ1

ロードバイクのバルブ
バルブ位置が上にあった方が、屈まない(かがまない)で空気を入れる事ができるので、腰の負担もなくスムーズに空気を入れる事ができます。
また、バルブ位置を下にしてしまうとパンク防止用のシーラント材が噴出してしまう事があるので、バルブ位置を上にするようにしましょう。
ここで1つ注意があります。
前輪は大丈夫ですが、後輪は逆回転するとチェーンが外れてしまう恐れがあるので、後輪は進行方向に向かってタイヤを回してから空気を入れましょう。
バルブのキャップを外します|空気入れのステップ2

バルブキャップ
バルブキャップが付いていたら外してください。
プロ選手などは、バルブキャップを装着せずに外しています。
バブルキャップがなくても空気が漏れる事はなく、バルブキャップを付けることでバルブの破損を防ぐ効果があり、整備時のケガの防止になります。
バルブの先端のネジを回してゆるめます|空気入れのステップ3

バルブの閉まっている状態
上記の画像はバルブが閉まっている状態になります。

バルブが開いている状態
上記の画像はバルブは開いている状態になります。
くるくると回す事でバルブの先端が下に降りてきます。
これで空気を入れられる状態になります。
ネジの先端を押す|空気入れのステップ4

先端を押すことで空気が出てきます
バルブを緩めた後、先端を押すとプシューと空気の抜ける音がします。
はじめてやる方は、予想以上に空気が漏れてくるので驚くかもしれませんが問題ありません。
バルブを緩めきったら、空気入れの口の部分を装着していきます。
空気入れの差し込み口にはめる|空気入れのステップ5

空気入れ固定キャップ
スポーツバイクの場合、空気入れに付いている黒い固定キャップの使用はしません。
スポーツバイクの場合は、空気入れの差し込み口にバルブを固定させ、しっかり空気を入れていきます。

バルブを空気入れの口金に差し込む
写真ではタイヤのバルブ部分に、空気入れの差し込み口にバルブが装着しています。
このままの状態では固定されていないので、空気が漏れ外れてしまいます。
空気入れのレバーを立て固定させる|空気入れのステップ6
空気入れのレバーを上にあげてる事でロックされます。
これでバルブと空気入れが固定された状態になり、後は空気を入れるだけになります。
※空気入れによっては、レバーを上げてロックするタイプ、レバーを下げてロックするタイプがあります。
空気を入れる|空気入れのステップ7

空気入れのノズルをあげた状態
空気を入れる際には、レバーを一番上まで上げ一番下まで押し込むようにしましょう。
また空気を入れていくと、タイヤ内の空気圧が徐々に高くなり力が必要になってきます。
もう入らないかな?と思う方もいますが、タイヤに空気圧の目安が記載されているので、その気圧値まで空気を入れていきます。

空気入れを押し切った状態
腕を突っ張ったまま、脚を曲げて体重をかけていきます。
ここで力を入れやすい姿勢をとることで、効率よく空気を入れる事ができます。
この時に腕の力だけで押すのではなく、太ももを上手に使い全身で空気を入れていくします
空気圧の目安|空気入れのステップ8

空気圧メーター
スポーツバイク用の空気入れには、空気圧量が分かるようになっています。
この空気圧メーターがないと適切な空気圧が分からないので、メーターがある空気入れを購入するようにしましょう。
空気入れの表示の見方
「bar=気圧」:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10のように表示されています。
「psi:7bar(気圧)=約100psi」と覚えておくといいです。
- 最低空気圧:min
- 最高空気圧:max
ロードバイクのタイヤの空気圧の目安はタイヤに表示されています。
また使用するタイヤと自分の体重によって、空気圧の量が変わってくるので、必ずしも空気をMax入れるのが正解という訳ではありません。
※走る場所、コンディションによっても変化します。
しかし、空気圧が少なすぎるのはパンクの原因に繋がるので、走行時の前には空気圧の確認をするようにしましょう。※適切な空気圧を確認したい場合は、専門店で確認する事をオススメします。
その他には、ホイールが耐えられる空気圧量が決まっているので、タイヤの空気圧が越えないように気をつけましょう。
まとめ
スポーツバイクの空気の入れ方は、一度覚えてしまえば難しくありません。
8つのポイントを抑えて、自分に合った適切な空気圧を見つけてロードバイクライフを楽しんでもらえればと思います。
また雨の日はグリップ力の低下(摩擦係数を上げる)、粘り強さの低下(横Gの対応)がある為、空気圧を下げた方が滑りにくくなります。
しかし、なるべくなら雨の日は視界も悪く、危険なので無理に乗らないようにする事も大切です。
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