ロードバイクはどうやって止めるの?
ロードバイクなどのスポーツバイクは街乗り自転車(いわゆるママチャリ)のように車体にスタンドがついていないものが主流です。つまり、自立できません。
では、ロードバイクでライドをした際に屋外で自立できないロードバイクを止める(停車する)ときはいったいどうするのでしょうか?
今回は愛車を転倒による傷や故障から守り、他の方の迷惑にならないように、また、屋外でロードバイクを安全に止める(停車する)方法についてご紹介します。
※今回は鍵のかけ方ではなく、ロードバイクの停車の仕方をご紹介しています。
壁に立てかける
赤=OK
青=NG
壁などの平らなところに立てかける場合、上記写真のようにハンドル部分しか壁側に接していない(サドルが浮いた)状態だと不安定なため倒れやすくなります。また、車体の左側を壁側にした場合、倒れたときにギア(チェーンやスプロケット)のある右側部分が地面に衝突して故障の原因にもなります。
上記写真はギア(チェーンやスプロケット)のある右側部分を壁側にして立てかけていますが、やはりサドルが壁に接していないので不安定です。
上記写真はハンドルとサドルの2点が壁に接しているので安定感はありますが、車体の左側を壁側にしているため、万が一倒れた場合にギア(チェーンやスプロケット)の右側が地面に衝突して故障の原因にもなります。
良い例
上記写真のようにハンドルとサドルの2点が壁に接するように止めるとハンドルだけ接しているよりも安定します。また、ギア(チェーンやスプロケット)の右側を壁の方にして立てかけると、万が一倒れた場合もギア周りの故障を防ぐことができます。
写真撮影をする場合
過去のブログでロードバイクの撮影についてご紹介していますが、ギア周りのコンポ―ネントが映るように撮影する場合はあえて車体の左側を壁側にしてハンドルとサドルを壁に接するようにして安定させ立てかけます。ただし、風などで倒れる場合があるのでくれぐれもご注意ください。
寝かせて止める
ライドイベントなどの休憩時や、サイクリングロード沿いの広い場所でよく見かける止め方です。寝かせて止める場合は通行の妨げにならない広い場所を選びましょう。
悪い例
ギア(チェーンやスプロケット)が地面に接しているので故障につながります。また、前輪が宙に浮いた状態で不安定です。
車体の左側が地面に接していて、ギア(チェーンやスプロケット)が上向きですが、こちらも前輪が宙に浮いた状態で不安定です。
良い例
ギア(チェーンやスプロケット)が傷つかないよう、右側を上に向けてゆっくり倒して止めます。下になっている左側のペダルを上(12時の)方向にしてハンドル・ペダル・タイヤが地面に接するように止めると安定します。
逆さまにして止める
パンク修理や輪行の際、タイヤをはずす時などに行います。ハンドルをまっすぐにし、ハンドルとサドルが地面に接するよう逆さまに止めます。なるべく平らな地面で行いましょう。また、風などで倒れやすいので自転車から離れないように注意しましょう。
バイクラックに止める
サイクリストが集まるカフェやショップにバイクラックが設置されていることがあります。
バイクラックに止める場合は車体を持ち上げ、サドル前方をラックのバーに引っ掛けます。
まとめ
ロードバイクを止めるときは通行人や他のかたの迷惑になる場所には止めないようにしましょう。また、お店やイベントなどで混み合っている場所に止める場合は他の人の自転車を傷つけないように注意しましょう。
ライドの際は鍵を携帯することもお忘れなく!
※ロードバイクは高価なものも多く、盗難の被害に遭ったという話もよく耳にします。ロードバイクを止める場合は、他の人と交代で見守るなどしてなるべく目を離さないようにし、どうしてもその場を離れなければならない場合も目視できる場所に止め、しっかり(時には複数の)鍵をかけて長時間放置しないようにしましょう。
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