青山にて小径車博覧会「モールトン展」開催中|ミニベロ

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青山は自転車に優しい街|モールトン展開催

モールトン展ポスター

2009年に青山商店会連合会が「青山 自転車に優しい街」宣言を行いました。そして2013年から伊藤忠青山アートスクエアにて毎年自転車の博覧会を開催しています。

 

今年で4回目となる博覧会、小径自転車の「モールトン展」を紹介します。

 

伊藤忠青山アートスクエア伊藤忠商事株式会社が社会貢献活動の一環として始めました。

 

アレックス・モールトン博士とは

モールトンと猫と小径自転車(ミニベロ)

モールトン博士と猫(会場の写真パネルより)アレックス・モールトン(1920年4月9日―2012年12月9日)

BMC(British Motor Corporation)の有名な自動車「オースチン・ミニ」(後のローバー・ミニ)のサスペンションを開発したことでも有名なイギリスの技術者です。

 

モールトン博士は1956年の第二次中東戦争(スエズ戦争)の原油資源の危機に際し、自転車での交通手段に関心を持ちました。そして自動車などの開発で長年培った技術を注ぎ込んだのが小径ホイールの自転車でした。

 

小径自転車はタイヤが小さいため凸凹した路面では振動がダイレクトに乗り手に伝わりやすかったり、普通サイズの自転車に比べてたくさん漕がないと前に進まないなどのデメリットが考えられますが、モールトン博士は長年の研究により独自のフレームやサスペンションを取り入れて走行性や操縦性を進化させた小径自転車を開発しました。

 

モールトン博士の開発した小径自転車たち

モールトン博士の開発した60~70年代モデルの小径自転車(Automatic(MO),Deluxe(MO2),Mk.Ⅲ)

モールトン博士の開発した60~70年代のモデルの小径自転車です。 左から(Automatic(MO),Deluxe(MO2),Mk.Ⅲ)

モールトンの60年代の小径車(Safari,MS3・Deluxe,MS2・Stowaway)

Safari,MS3・Deluxe,MS2・Stowaway

The Moulton Automatic(MO),1966

The Moulton Automatic(MO),1966 赤い小径自転車(ミニベロ)

上の写真は1966年に制作されたモールトンオートマチック。博覧会では50年前の自転車も間近で見ることができます。

 

街で乗りたくなるようなレトロでかわいらしいデザインですね。

モールトン博士の小径自転車で世界記録を樹立!

The Aero Ⅳ(the AM7 with the discwheels) モールトン小径車で時速80キロ台を出したシリーズ

The Aero Ⅳ(the AM7 with the discwheels) モールトン小径車で時速80キロ台を出したシリーズ

モールトン博士の小径車は1986年に開催されたレースにてジム・グローバーさんが「The ’Liner Ⅱ(The AM7 with the discwheels)」に乗り、時速82.53キロという世界記録を出しました!ノーマルライディングポジションでは今でも記録を破られていないそうです。 

 

上の写真は1990年の「The Aero Ⅳ(The AM7 with the discwheels)」です。小径車でも80キロ以上もスピードが出せるなんて驚きです。

 

世界でただ1台現存する貴重な小径自転車

The Moulron Works Racer,1964 現存する1台

The Moulron Works Racer,1964

市販モデルのチューンアップ・ヴァージョンであるWorks Racer(ワークスレーサー)。モールトンレーサーの証の白いフレームカラー。現存が確認されているWorks Racerは会場にあるこの1台のみだそうです!

 

貴重な自転車の数々を展示してあるモールトン展にぜひ遊びに行ってみてください♪

 

会場:伊藤忠青山アートスクエア(地図)


(東京都港区北青山2丁目3-1シーアイプラザB1F)

・主催:青山商店会連合会、特定非営利活動法人 アップタウン青山コンシェルジェ

・共催:伊藤忠商事株式会社

・後援:駐日英国大使館 貿易・対英投資部、港区、公益財団法人 日本サイクリング協会、一般財団法人 日本自転車普及協会、特定非営利活動法人 自転車活用推進研究会

・協力:東京サイクルデザイン専門学校、モールトン・オーナーズ・クラブ・ジャパン

・監修:青木高弘(モールトン・オーナーズ・クラブ・ジャパン会長)

・会期:2016年5月3日(火・祝)~5月31日(火)開催時間11:00~19:00(入場無料) 会期中無休

 

今後のイベントスケジュール

・5/13(金)18:00~19:00 ≪ギャラリートーク 1st≫

毎日自転車で通勤する、自転車ツーキニスト疋田智氏と内海潤氏が「小径車は都市で大活躍」をテーマに、小径車で都市を走る素晴らしさを語ります。

・5/19(木)18:00~19:00≪ギャラリートーク 2nd≫

世界で活躍されているモータージャーナリスト山口京一氏と監修者である青木高弘氏によるモールトン展記念対談。

・5/29(日)11:00~15:30≪いちょう並木試乗会≫

安全安心に自転車の試乗を楽しめます。また、今年も東京サイクルデザイン専門学校の作品車を特別に体験できます。

モールトン展に行ってみて感じたこと

モールトン展~素晴らしき小径車の世界~

小径自転車(ミニベロ)は漕ぎだしが楽で小回りが利き、また折り畳み可能で持ち運びが便利なものもあります。カジュアルな服装で気軽に乗れるものはオシャレな女性にもおすすめの自転車です。

 

ミニベロについてはBJnetブログ「ミニベロについて知る【解説】」をぜひご覧ください。

ミニベロについて知る【解説】

自転車にもいろいろなタイプのものがあるように、小径自転車(ミニベロ)にもさまざまなタイプのものがありますのでみなさんもお気に入りの1台を見つけてみてください♪

 

今回の展覧会でモールトン博士の手掛ける本格的なスポーツ小径自転車に出会い、小径車は今まで思っていた街乗り・お手軽というイメージだけではないことがわかりました。そして、自動車などによる公害や渋滞などを減らし、健康的なアイテムとして貢献する自転車に長年注がれたモールトン博士の想いにも感銘を受けました。また、青山のように自転車にやさしい街がどんどん増えて、快適な自転車ライフを過ごせる場所が増えると楽しいな、と思いました。

 

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