目次
- 1 ツールドフランス(Le Tour de France)ってなんだ?
- 2 ツールドフランス2016の紹介
- 3 コース紹介
- 4 【序盤】 第1ステージ(7月2日)~第6ステージ(7日)
- 5 【中盤】 第7ステージ(7月8日)~第16ステージ(18日)
- 6 【終盤】 第17ステージ(7月20日)~第20ステージ(23日)
- 7 【パリ凱旋】 第21ステージ(7月24日)
- 8 有名チーム紹介
- 9 チームスカイ(Team sky)
- 10 ティンコフ・サクソ(Tinkoff SAXO)
- 11 アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(AG2R LA MONDIALE)
- 12 注目選手紹介
- 13 クリス・フルーム(チームスカイ)31歳
- 14 ファビオ・アル(アスタナ・プロチーム)25歳
- 15 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム)26歳
- 16 アルベルト・コンタドール(ティンコフ)33歳
- 17 新城幸也(ランプレ・メリダ)31歳
- 18 総合/ポイント/山岳ジャージ獲得予想
- 19 メンバーによる各賞予想
- 20 まとめ
- 21
- 22 街の自転車屋さんの在庫を調べるときは、BJnetをご利用ください。 https://bikejoho.com/bicycle/list/
ツールドフランス(Le Tour de France)ってなんだ?
皆さんは、「世界3大スポーツの祭典」をご存知でしょうか?
実は、日本でこそ知名度はあまり高くないですが、夏季オリンピック、サッカーワールドカップと並ぶのが、ツールドフランス(Le Tour de France)なのです。しかも、五輪とW杯は4年ごとの開催であるのに対し、ツールドフランスは毎年開催されます。このことからも、この祭典がどれだけ盛り上がるものかわかることでしょう。
ツールドフランスは、毎年7月、フランスや周辺国(全長約3,500km)を23日間かけてロードバイクで駆け抜けるビッグスポーツイベントです。世界から選ばれた200名ほどのトッププロしか出場できない、ロードレーサー憧れの大会です。この200人はスポンサーの名を背負った20~22チームのうちに所属しており、それぞれ9人(最低6人)で編成されています。選手の国籍は、欧米のみならずコロンビアやカザフスタンなど多彩です。
レースは全21ステージに分かれており、1日1ステージを消化していきます。途中休息日を2日挟む関係で、全体で23日間なのです。走行ルートは毎年異なるルートが設定されますが、比較的平坦なコースと勾配のきつい山道のコースが織り交ぜられています。
その過酷さは、常人にはおそらく計り知れません。もしあなたがツールを走り切ることができれば、およそ118,000Kcalを消費します。マグロの握りが2,360貫食べられる計算です。

険しい山道 ツールドフランス2016公式サイト © ASO/B.Bade-G.Demouveaux-P.Perreve-X.Bourgois
「壁」と呼ばれるほどの険しい山々、ヨーロッパの風光明媚な田舎町、海沿いの絶景を風のようなスピードで死闘を繰り広げる、男たちの熱き戦い。そんなツールドフランスの魅力と、BJnetメンバーによる2016年大会の優勝者予想をお届けします!
ツールドフランス2016の紹介
今年のツールドフランスは、7月2日(土)から7月24日(日)にかけて、総距離3,519kmを走りぬけます。通算103回目の今回は、フランスだけでなく、国境を越えスペイン・アンドラ・スイスも走るコース設定です。

ツールドフランス2016全行程図 ツールドフランス2016公式サイト
ここで、ステージの種類の説明をしておきましょう。大まかに分けると、ステージは3つに分けることができます。
1.フラット(平坦)ステージ
フラットとは、傾斜が一切ない完全な平坦を意味するのではありません。なだらかな丘を越えて進むことがしばしばあり、山道と比較すると平坦である、ということです。また、たいていレースは少数の逃げ集団、その後ろの大集団に分かれます。その中でも、大集団を引く先頭(ぺロトン)と、その後ろを走る大多数に分かれます。
ここでのフィニッシュには2パターンあります。一つは、”ブレイクアウェイ”と呼ばれ、一人の選手若しくは一つのチームが独走してゴールテープを切る勝ち方です。もう一つは、大集団がゴール寸前で全員で一斉にスパートをかけ、最後の最後まで勝者が分からないスプリントバトルです。後者のほうが典型的なので、最後まで目が離せません。
2.個人タイムトライアルステージ
このステージは、比較的短い距離で、個人がタイムアタックをするステージです。今年のステージでは20kmほどしかないタイムトライアルステージも設けられています。今回は中盤の第13ステージと、終盤の第18ステージがそれに当たります。
3.山岳ステージ
山岳ステージは文字通りヨーロッパの険しい山道を駆け上がるコースです。山の形、大きさは様々で、時には1日で2,000mの標高差を駆け上がることさえあります。近年は、この山岳ステージを制した選手が、総合優勝を飾るケースが多いです。
今年は、フラットステージが9つ、中級山岳ステージが1つ、上級山岳ステージが9つ(うち、頂上ゴールが4つ)、個人タイムトライアルステージが2つとなっています。例年に比べ山岳ステージが比較的多いため、やはり山道をいかに攻略するかがキーポイントです。
コース紹介
【序盤】 第1ステージ(7月2日)~第6ステージ(7日)
スタート地点(グランデパール)は、その年によって異なります。今年はなんと、「西洋の驚異」とも称され、毎年300万人も訪れるトップクラスの世界遺産、「モンサンミッシェル」です。誰でも人生のうち一度は訪れてみたいスポットではないでしょうか。

スタート地点モンサンミッシェル ツールドフランス公式サイト © ASO/P.Ballet
記念すべき第1ステージは、長さ188kmの平坦コース。最も高い地点でも標高98mしかありません。見どころは、118km地点にあるツール最初のスプリントポイント。トップスプリンターたちのしのぎを削る、猛スピードの争いが見られることでしょう。
また、最初のスプリント勝負を制するということの意味は、選手たちにとってある種格別なものがあります。そのため、それぞれのチームのスプリンターが、威信をかけた闘いを繰り広げるわけです。

第1ステージコース図 ツールドフランス公式サイト
序盤はフラットステージがしばらく続き、第5ステージで山岳ステージを挟みます。フランスを北から南へと縦断し、スペインとの国境近く、ピレネー山脈へと向かいます。平坦な道が多く楽な序盤で、水面下の勢力争いを繰り広げつつ、勝負を大きく左右する中盤戦へと入っていきます。
【中盤】 第7ステージ(7月8日)~第16ステージ(18日)
ツールドフランス2016最初の鬼門、第7ステージから第9ステージは、「ピレネー山脈」を舞台にした戦いです。この山脈には3000m級の山々が連なり、想像を絶する急勾配の連続です。画面越しの画像では伝わりづらいかもしれませんが、実際に目の当たりにすると、自転車で上るべきではない坂だと確実に思うことでしょう。

第9ステージコース傾斜 ツールドフランス2016公式サイト
ツール中盤でのハイライトは、やはり第9ステージのフィニッシュでしょう。上の画像が、第9ステージの勾配を表した図です。見て分かる通り、166km地点からフィニッシュまで、標高差約1000mを休みなしに駆け上がっていきます。この翌日が休息日であるという事からも、この山越えがいかに過酷かが解ります。もし僕が挑戦したら、100mで音を上げること間違いなしです。
【終盤】 第17ステージ(7月20日)~第20ステージ(23日)
ピレネー山脈を終えると、ここからは平坦と山岳を交互に挟みながら、一団はスイスのベルンを目指し、東へと向かいます。そしていよいよ、文字通り天下分け目の天王山、第17ステージ~第20ステージのアルプス山脈を登っていきます。
アルプス山脈といえば、西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(標高4810m)があり、世界で最も有名な山脈とも言い換えられます。真夏のアルプスを制覇した者が、マイヨジョーヌ(総合優勝者に与えられる黄色のジャージ)を手にするのです。
ツールドフランスは全21ステージありますが、実質的なゴールは第20ステージです。なぜかというと、花の都パリで行われる第21ステージは、優勝者のお目見えである、凱旋レースの意味合いが強いのです。大抵の場合は、スポーツマンシップと紳士協定により、第20ステージの順位を保ったままツールを終えることとなります。

第20ステージ傾斜 ツールドフランス2016公式サイト
そんな第20ステージは、見ての通り凄まじい高低差の連続です。1000m下ったと思ったら1000m駆け上がって、なんてことの繰り返しです。なんということでしょう。ここまで20日間死闘を繰り広げてきた足のまま、4つの山を越えていくのです。

第20ステージコース図 ツールドフランス2016公式サイト
ムジューヴから、終着の村モルジヌへ
【パリ凱旋】 第21ステージ(7月24日)

第21ステージ ツールドフランス2016公式サイト © ASO/B.Bade-G.Demouveaux-P.Perreve-X.Bourgois
第20ステージを終えると、一行は自転車を使わず、パリへと移動。凱旋門やシャンゼリゼ通りといったパリのど真ん中の周回コースを走ります。先ほども説明したとおり、最終第21ステージは、暗黙の了解で優勝者のお披露目といった意味合いが強く、それまでのような激しい争いは見られない、はずです。
有名チーム紹介
ご存知の方も多いかもしれませんが、自転車のロードレースというのはチーム戦です。チームのエースを勝たせるため、周りの選手がレース序盤、中盤までエース選手を引っ張り、またペースメーカーの役割を担います。チーム内の絆で力を高め、全体でツールドフランスを獲りに行くのです。
ここでは、世界でもトップのチームを3つご紹介します。エースだけでなく、周りのアシスト選手たちの活躍にも注目して、ツールの醍醐味を味わってください。
チームスカイ(Team sky)

チームスカイ公式サイト ©Team sky
イギリスに拠点を置き、創設6年目。メインスポンサーはBスカイB、サポートカーはジャガーが付くなど、まさにイギリスのチーム。
元世界チャンピオン・クヴィアトコウスキーを新たに向かえ、今季はブエルタもジロも狙いに行っています。ツールで目指すはマイヨジョーヌただ一つで、2連覇に向け、フルームを筆頭に盤石の布陣を揃えてくることでしょう。
ティンコフ・サクソ(Tinkoff SAXO)

Desktopimages org ©Tinkoff SAXO
去年のジロ・デ・イタリア総合優勝者のコンタドールと、フラットステージが圧倒的に強いペーター・サガンの2枚看板。
特にサガンは4年連続でツールドフランスのマイヨヴェールを手にしており、5連覇が期待されています。今年の末での撤退を発表しているオーナーのティンコフ氏の前で、大きな勝利が飾れるでしょうか。
アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(AG2R LA MONDIALE)

アージェードゥゼール・ラ・モンディアル公式サイト ©AG2R LA MONDIALE
最後にご紹介するのは、地元フランスのチーム。昨年の難関山岳ステージ(第18)を制し、スーパー敢闘賞もゲットしたロマン・バルデが、今季ツールの単独リーダーを担います。育成方針が功を奏し、チーム力をじわじわと伸ばしてきているラ・モンディアル。
母国に勝利を捧げることができるか。注目のチームです。
全部で20チーム近くが出場するため、紹介しきれないチームがまだまだたくさんあります。常勝チームが今回も栄冠を手にするのか。はたまた劇的なジャイアントキリングが見られるのか。選手だけでなく、チーム争いにも注目して、ツールドフランスを存分に楽しんでみてください。
注目選手紹介
続いては、ツールドフランス2016の最注目選手を4人、紹介いたしましょう!この4人は、巷で「ファンタスティック4」との愛称で呼ばれているそうです。
クリス・フルーム(チームスカイ)31歳
【プロフィール】
国籍:イギリス 身長/体重:186cm/72kg 特徴:オールラウンダー 自転車:ピナレロ (PINARELLO) Dogma F8 bike
【過去の戦績】
- ツールドフランス優勝: 2013、2015
- ロンドンオリンピック(2012年): 銅メダル
- ツールドロマンディ優勝: 2013,2014
昨年のツールドフランス2015の優勝者。ケニアのナイロビで出まれ育ち、2007年に南アフリカ籍のチーム、「コニカミノルタ」でプロデビュー。2008年に祖父母の故郷であるイギリスに移住し、チームスカイでメキメキと力をつけ、2013年にツールドフランス初優勝。今大会もチームスカイを牽引する、優勝候補の筆頭です。
ファビオ・アル(アスタナ・プロチーム)25歳
【プロフィール】
国籍:イタリア 身長/体重:181cm/65kg 特徴:クライマー 自転車:スペシャライズド (SPECIALIZED) S-Works Tarmac
【過去の戦績】
- ブエルタ・ア・エスパーニャ優勝: 2015
- ジロ・デル・トレンティーノ新人賞: 2010
ツールドフランスと並ぶ、自転車ロードレース3大大会のうちの一つ、ブエルタ・ア・エスパーニャの昨年の覇者。トップチームであるアスタナに所属し、絶賛売り出し中の次代を担う逸材です。
同じチームに、同じく3大自転車ロードレースであるジロ・デ・イタリアを今年制したニーバリがいますが、今ツールはアルがエースとして出場する予定。初挑戦のツールドフランスで、最高の夏を味わうことができるか、注目です。
ナイロ・キンタナ(モビスターチーム)26歳
【プロフィール】
国籍:コロンビア 身長/体重:167cm/59kg 特徴:クライマー 自転車:キャニオン (CANYON) Ultimate CF SLX
【過去の戦績】
- ジロ・デ・イタリア優勝: 2014
- ツールドフランス新人賞: 2013,2015
- ツール・ド・ロマンディ優勝: 2016
母国コロンビアではスーパースターの26歳。過去2回ツールに出場し、いずれも新人賞を獲得。しかし、どちらもフルームに敗れています。去年は2位。今年こそはと雪辱に燃えていることでしょう。
今回は山岳ステージがやや多めということで、得意のクライムを存分に発揮できる絶好のチャンス。3度目の正直で、戴冠なるか。
アルベルト・コンタドール(ティンコフ)33歳
【プロフィール】
国籍:スペイン 身長/体重:176cm/62kg 特徴:オールラウンダー 自転車:スペシャライズド (SPECIALISED) S-Works Tarmac
【過去の戦績】
- ツールドフランス優勝: 2007,2009
- ジロ・デ・イタリア優勝: 2008,2015
- ブエルタ・ア・エスパーニャ優勝: 2008,2012,2014
ファンタスティック4の中でも、実績は飛びぬけており、グランツール(3大大会)でのタイトルは7つ。2008年の時点で史上5人目のグランツール完全制覇を成し遂げました。
ただそんな彼でも、これまでのキャリアは波乱万丈。脳血管腫を患い、ドーピング疑惑による出場停止期間もありました。今シーズンでの現役引退を表明しているコンタドール。近年はクライマーとしてだけでなく、タイムトライアルでも結果を残しています。有終の美を飾れるか。
ファンタスティック4以外にも、優勝を狙える選手はいます。下馬評の高い選手でも、トラブルや落車、ケガにより予想だにしない脱落を強いられる可能性もありますからね。ここではご紹介しきれないのですが、チェックしてみてください。
続いて、われらが日本人選手を紹介いたします。
新城幸也(ランプレ・メリダ)31歳

ツアー・オブ・ジャパンでの、ゴール直後の新城選手
【プロフィール】
国籍:日本 沖縄県 身長/体重:170cm/65kg 特徴:パンチャー 自転車:メリダ (MERIDA) REACTO(リアクト)TEAM E
【過去の戦績】
- ツールドフランス(第4ステージ敢闘賞): 2012
- ジロ・デ・イタリア95位: 2010
- ブエルタ・ア・エスパーニャ65位: 2015
2009年、グランツールのツールドフランスに初出場を果たしました。今年メリダに移籍し、見事ツールドフランスの出場を勝ち取りました。去年ブエルタを完走して、日本人として初めて3大大会を完走した選手となりました。スタイルとしては、フラットでは逃げが得意で先行することが多く、山岳コースではエース選手のアシストとして活躍します。
日本人選手でトップを走る新城幸也選手。今回はステージ優勝を目指して頑張ってほしいです!
皆さんも、自分の気に入った選手を見つけて応援してみてください。
総合/ポイント/山岳ジャージ獲得予想
それでは最後に、我々BJnetメンバーによる各賞の予想をしたいと思います。が、その前にそれぞれの賞の説明をします。主要な部門は3つあり、それぞれ誰がその部門でトップなのかを一目見て分かりやすくするため、独特の色のジャージを着用します。これらを着用できるという、名誉のシンボルでもあるのです。
マイヨジョーヌ(総合優勝)
個人総合成績1位を表す賞で、すべての賞の中で最も権威あるものといえます。各ステージの所要時間を集計し、合計所要時間が最も少なかった選手が受賞します。
マイヨヴェール(ポイント賞)
ツールドフランスには、各ステージのゴール、およびステージ途中に中間スプリント地点が設けられています。その地点の通過順位に応じてスプリントポイントが付与され、その総合ポイントが最も高かった選手に授与されます。
マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ(山岳賞)
ポイント賞と同じように、各峠の頂上付近に山岳賞地点が設定されています。その地点の通過順位によって山岳賞ポイントが与えられ、このポイントを最も多く取った者が、このジャージを着ることができます。
メンバーによる各賞予想
それでは、我々BJnetメンバーによる各賞受賞者の予想を発表いたします。
イマオさん
総合優勝
ファビオ・アル
ポイント賞
マーク・カヴェンディッシュ
山岳賞
ファビオ・アル
予想理由
総合優勝は、私一押しのファビオ・アルが飾ると思います!山岳賞とのダブル受賞で、新たな時代の幕開けを告げるのではないでしょうか。トレードマークの力強いガッツポーズが何回見られるか、楽しみです。ポイント賞は、2016年の世界選手権マディソンを獲ったカヴェンディッシュです。2013年以降グランツールのポイント賞は獲得していませんが、ベテランの意地に期待しています。
akiさん
総合優勝
クリス・フルーム
ポイント賞
ペーター・サガン
山岳賞
ナイロ・キンタナ
予想理由
かなり堅い予想になってしまいました(笑)。総合優勝とポイント賞は前年と同じです。今年もフルームが来てくれると願っています!ただ、キンタナにも注目していて、これまで2回ともフルームに敗れているということで、山岳賞をあげたいと思います。また、ポイント賞は、今年も手堅くサガンが5連覇すると思います。ステージ優勝がなくともポイントは稼ぐ強さで、したたかに勝つでしょう。(個人的にはカンチェラーラに頑張って欲しいです)
私
総合優勝
ロマン・バルデ
ポイント賞
ヨーン・デーゲンコルプ
山岳賞
ナイロ・キンタナ
予想理由
希望も込めて、地元フランスの選手に勝ってほしいです。その中でも、バルデが今回初めてエースを任され、一気に王座へ登りつめると大胆に予想しました。現時点ではファンタスティック4と力の差があるかもしれませんが、序盤戦で良い位置につければ、ホームアドバンテージを活かして勝利をもぎ取るポテンシャルはあると思います。ポイント賞でも、サガンを抑えてデーゲンコルプが下馬評を覆し勝利。山岳賞は堅く、キンタナが獲ると予想しました。
まとめ
今回ツールドフランス2016のまとめ記事を作成したことで、意外な知識や選手個々の経歴など、興味深いことを知ることができました。今までよりも楽しくツールを見ることができると思います。
「ツールドフランスをまだ見たことがない!」という人にも、魅力が伝われば幸いです。自宅では見られないよ、という方は、スポーツバーなどでみんなでワイワイ観戦するのもおすすめです。みなさんも、誰が優勝するかを予想しながら、この熱き23日間を楽しんでみてください!