第25回記念大会のジャパンカップ2016を制するのは誰だ

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ジャパンカップ2016取材体験記│ロードレース編

ジャパンカップ,ランプレ・メリダ,新城幸也

(2015年の大会で3位だった新城幸也(ランプレ・メリダ)は、日本人悲願の優勝が期待された)

ジャパンカップ2016の最終日は、宇都宮市森林公園周回コースで開催されるロードレースです。会場は朝早くからたくさんのファンが詰めかけます。日本では、まだまだマイナーだと言われている自転車競技ですが、どこにこれだけのファンが隠れていたんだろう?と思うくらい、このジャパンカップにはたくさんの観戦者が集結します。

 

レースに華を添える、様々な応援スタイル

ジャパンカップ,キャノンデール,応援

レースのスタート前には、観戦ポイントでは様々な応援準備が進んでいました。まず遭遇したのが、ど派手な3人組。よく見ると、前日のオープンレースにも出場していた、鹿屋体育大学の徳田優(4年生)、黒枝咲哉(3年生)、冨尾大地(2年生)の3選手です。

 

大学の機材サポートをしている、キャノンデールの宣伝隊として応援グッズを配布するお手伝いをしている最中でした。

ちなみに、この3人組はタダモノではありません。日本ナショナルチームの一員として世界を経験している選手なのです。東京オリンピック世代として、要チェックです。さらにコース最大の難所、古賀志林道の上り坂でも着々に準備が進んでいました。

ジャパンカップ,応援,チョークペイント

推しの日本人選手の名前をチョークペイントしているファン。

BJnet,全日本チャンピオン,YOU CAN

2016年の全日本チャンピオンの初山翔をはじめ、「チームYOU CAN」出身の選手を応援するコーナー。

ジャパンカップ,内間康平,ブリヂストンアンカー

2016年で現役を引退する井上和郎(ブリヂストンアンカー)、日本ナショナルチーム、リオ五輪に出場した内間康平(ブリヂストンアンカー)を応援するコーナー。

レース前のチームピットはリラックスムード

コースを一通り確認したあとは、レース前のチームピットを見学。ピリピリしたムードを想像していましたが、このレースでシーズンオフに入る選手も多いせいか、比較的リラックスムードでした。

ブリヂストンアンカー,初山翔,井上和郎

談笑する、ブリヂストンアンカーの初山翔(左)と井上和郎(右)

NIPPO,ヴィーニファンティーニ,大門監督,福島監督

日本とイタリアでチームを共同運営している、NIPPOヴィーニファンティーニの大門監督(左)と福島監督(右)

伊丹健治,キナンサイクリングチーム,ジャパンカップ

スタート前の準備をすすめる、伊丹健治(キナンサイクリングチーム)

出走サインを兼ねた選手紹介

スタート前には、各チームの選手がそろって出走サインをするためにステージへ登場します。ここでも選手のリラックスした表情が見られました。

BJnet,宇都宮ブリッツェン

地元でのレースということで、大きな声援が送られていた宇都宮ブリッツェン

井上和郎,ブリヂストンアンカー

私たちにも気さくに話しかけてくれる、井上和郎(ブリヂストンアンカー)

伊藤雅和,日本ナショナルチーム,AISANレーシング

みどりちゃんのカメラに笑顔で答えてくれる、伊藤雅和(日本ナショナルチーム/AISANレーシング)

 

緊張のレーススタート前|ジャパンカップ2016

各チームの出走サインが終わると、いよいよレースのスタートです。既にコース上にはたくさんのプレスやチームスタッフが集まっています。

ジャパンカップ,レース前
そして、選手たちはというと・・・各チーム入り乱れています。あまりにも間近過ぎて、慣れない私たちも緊張してきました。
ジャパンカップ,レース直前,選手

 

スタートから魅せた堀(宇都宮ブリッツェン)と井上(ブリヂストンアンカー)

井上和郎,堀孝明,宇都宮ブリッツェン,アンカースタート直後に逃げに飛び出したのは、前日のクリテリウムでスプリント賞を獲得し、今日は山岳賞(3周・6周・9周・12周目に古賀志山頂をトップ通過した選手にそれぞれ与えられる賞)を獲る宣言をしていた、井上和郎(ブリヂストンアンカー)と、出走サイン時のインタビューで「逃げる」宣言をしていた堀孝明(宇都宮ブリッツェン)。
ジャパンカップ,BJnet,マルコス・ガルシア,キナンサイクリングチーム

そこへ、古賀志林道の上りでマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)とマッティ・ブレシェル(キャノンデール・ドラパック)が加わり、4人の逃げが形成されました。そして、安定したペースで走るメイン集団。前方はワールドクラスのチームが固めています。
ベンジャミン・ヒル,アタッキ・チーム・グスト

2周目の平坦区間でベンジャミン・ヒル(アタッキ・チーム・グスト)を加え、逃げ集団は5人に。

この後、3周目の山岳賞は堀がゲット。
山岳賞,井上,ジャパンカップ

このままのメンバーで逃げ続け、6周目の山岳賞は宣言通り、井上がゲット。山頂では「井上コール」の大声援の中、思わずサムアップが。この瞬間を目の当たりにしたカメラマンのmidoriちゃんと私も大興奮でした。
DSC_8039

そのころメイン集団では、ワールドクラスの選手に交じって、高木三千成(那須ブラーゼン)が堂々と先頭を牽く姿も見られました。

 

いよいよレースも終盤へ|ジャパンカップ2016

9周目と12周目の山岳賞はマルコス・ガルシアがゲットし、いよいよレースが動きはじめました。
山岳賞,マルコス・ガルシア,ジャパンカップ

レースが動いたのは残り2周を切ったあたりから。先頭集団を吸収した後、一旦オスカル・プジョル(チームUKYO)らのアタックが決まるかと思われましたが、吸収。激しいアタック合戦の末、残り1周。
ダヴィデ・ヴィッレッラ,キャノンデール・ドラパック古賀志の上りでダヴィデ・ヴィッレッラ(キャノンデール・ドラパック)が飛び出し。
オスカル・プジョル,ジャパンカップ

その後ろから、オスカル・プジョルらが追いかける。

 

ヴィッレッラが逃げ切り、第25回記念大会を制する

ヴィッレッラ,クリストファー・ユールイェンセン,ロバート・パワー

残り3kmを独走した、ヴィッレッラが優勝。2位はクリストファー・ユールイェンセン(オリカ・バイクエクスチェンジ)、3位はロバート・パワー(オリカ・バイクエクスチェンジ)が入りました。

山岳賞,堀孝明,井上和郎,マルコス・ガルシア山岳賞の表彰は、堀孝明、井上和郎、マルコス・ガルシア。
ジャパンカップ,ベストアジアンライダー,レース

ベストアジアンライダー(アジアの選手で最上位でゴールした選手に贈られる)は新城幸也。

 

レース後のチームピットの様子

4時間を超えるレースを終えた選手ちの表情を、midoriちゃんとともにピットで追いました。

井上和郎,ジャパンカップ,ロードバイク

井上和郎とともに戦ったバイク。

ジャパンカップ,新城幸也,福島晋一

新城幸也と福島晋一の師弟ショット

ブリヂストンアンカー,水谷監督,トマ・ルバ

ブリヂストンアンカーの水谷監督とトマ・ルバ

ジャパンカップ取材体験を終えて

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金曜日のチームプレゼンテーションから始まり、怒涛の3日間が終わった後は、抜け殻でした。私にとっての5回目のジャパンカップは、プレスという立場で貴重な経験が出来た半面、声に出して選手を応援出来ないという、なんとも苦しい3日間でもありました。

年間を通じて、国内あちこちでレースを観戦していますが、毎年全国から数万人規模の人が集まり、ここまで盛り上がるサイクルロードレースはなかなかありません。

2020年の東京オリンピックに向けて、国内レースももっと盛り上がり、自転車競技がメジャーになることを祈りつつ、これからもいろいろなレースを追っかけたいと思います。

 

取材体験が終わったあとは、国内選手とファンが一堂に会する、ジャパンカップアフターパーティーに参加。いつも応援している選手の皆さんに、逆に労ってもらってしまいました。

ジャパンカップ期間中、あちこちで取材に応じて下さった、選手やロードレースファン、関係者のみなさんに感謝しています。ありがとうございました!

 

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観衆に埋め尽くされた、宇都宮市大通り|ジャパンカップ2016

 

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