目次
サイクルコンピュータ(サイコン)とは
サイクルコンピュータ(通称サイコン)とは、ロードバイクなどの自転車に取り付けるもので走行距離や速度・消費カロリーやケイデンス(1分間のクランク回転数)、心拍数などを確認することができる機械です。(腕に装着するものもあります。)
ロードバイクなどのスポーツバイクに乗りトレーニングをしたり、ポタリングやサイクリングのルートを確認する時にとても便利です。地図表示やナビゲーションのついた多機能のものもあります。
今回はサイコンで人気のメーカー「GARMIN(ガーミン)」の中から人気モデルをご紹介いたします。
GarminEdge25J
シリーズ史上最軽量のシンプルデザイン
「Edge25J」はガーミンのサイコンの中では25gと軽くてコンパクトながらも、好感度GPS・衛星システムGLONASS・みちびきにも対応、またコース作成もできる頼もしいサイコンです。
バッテリー使用時間は約8時間と他の機種に比べると短めですが、8時間以内のライドや詳細地図が不要というかたには、リーズナブルで最低限の機能を搭載した使いやすい機種です。
機能 | Edge25J |
本体サイズ(幅×高さ×厚み)/cm | 4.0×4.2×1.7 |
ディスプレイサイズ(横×高さ)/cm | 2.3×2.3 |
画面解像度(幅×高さ)/ピクセル | 128×160 |
タッチパネル | ― |
バックライト | ● |
重さ/g | 25.0 |
使用電池 | 充電式リチウムイオン |
稼働時間(約) | 8時間 |
防水機能(※) | IPX7 |
好感度GPS(アメリカ) | ● |
衛星:GLONASS(ロシア) | ● |
衛星:みちびき(日本) | ● |
ベースマップ | ― |
地図追加 | ― |
メモリスロット | ― |
履歴 | 10 |
お気に入り登録数(ポイント) | 0 |
心拍計 | ● |
スピード/ケイデンスセンサー | ● |
Wifi接続 | ― |
カロリー計算 | ● |
パワー計 | ● |
動作保証温度 | -15°~ +50° |
スマートフォン連携 | ● |
※防水機能 IEC規格60529にもとづくipx7等級(一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない)
GarminEdge510J
シリーズ最長の稼働時間
「Edge510J」はタッチパネル機能を備え、ガーミンシリーズ初のスマートフォン連携対応、カラーディスプレイを搭載しています。ペダリング向上に役立つサイクリングダイナミクス(ペダルのモニター機能)もついています。稼働時間はシリーズ最長の約20時間なのでブルペなどのロングライドでも安心です。
機能 | Edge510J |
本体サイズ(幅×高さ×厚み)/cm | 5.2×8.6×2.4 |
ディスプレイサイズ(横×高さ)/cm | 4.4×3.5 |
画面解像度(幅×高さ)/ピクセル | 176×220 |
タッチパネル | ● |
バックライト | ● |
重さ/g | 80.0 |
使用電池 | 充電式リチウムイオン |
稼働時間(約) | 20時間 |
防水機能(※) | IPX7 |
好感度GPS(アメリカ) | ● |
衛星:GLONASS(ロシア) | ● |
衛星:みちびき(日本) | ― |
ベースマップ | ― |
地図追加 | ― |
メモリスロット | ― |
履歴 | 1000 |
お気に入り登録数(ポイント) | 200 |
心拍計 | ● |
スピード/ケイデンスセンサー | ● |
Wifi接続 | ― |
カロリー計算 | ● |
パワー計 | ● |
動作保証温度 | -20°~ +50° |
スマートフォン連携 | ● |
GarminEdge520J
トレーニングに適したモデル
「Edge520J」は「Edge510J」に比べて20g軽い約60gと軽量化されていますが、液晶画面は少し大きくなりました。タッチパネル機能はありませんので、タッチパネルが苦手で(物理的な)ボタン操作を好むかたはこちらのモデルがおすすめです。また、Strava(※)のセグメント(仮想のレースコース)に対応しています。
稼働時間は約15時間です。サイクリングダイナミクス(ペダルのモニター機能)に加えて、VO2Max(最大酸素摂取量)を測定してより効率的で安全なトレーニングに役立つリカバリーアドバイザー機能が増えたので、トレーニング重視のサイクリストにおすすめの機種です。
※Strava(ストラバ)とはサイクリング・ラン・スイムなどのスポーツのデータを保存・分析・シェアできるサービスです。
機能 | Edge520J |
本体サイズ(幅×高さ×厚み)/cm | 4.9×7.3×2.1 |
ディスプレイサイズ(横×高さ)/cm | 3.5×4.7 |
画面解像度(幅×高さ)/ピクセル | 200×265 |
タッチパネル | ― |
バックライト | ● |
重さ/g | 約60 |
使用電池 | 充電式リチウムイオン |
稼働時間(約) | 15時間 |
防水機能(※) | IPX7 |
好感度GPS(アメリカ) | ● |
衛星:GLONASS(ロシア) | ● |
衛星:みちびき(日本) | ● |
ベースマップ | ― |
地図追加 | ― |
メモリスロット | ― |
履歴 | 1000 |
お気に入り登録数(ポイント) | 200 |
心拍計 | ● |
スピード/ケイデンスセンサー | ● |
Wifi接続 | ― |
カロリー計算 | ● |
パワー計 | ● |
動作保証温度 | -20°~ +55° |
スマートフォン連携 | ● |
GarminEdge810J
ベースマップ搭載
「Edge810J」はタッチスクリーン搭載で「Edge520J」と比べて画面サイズが大きくなりました。稼働時間は約17時間です。衛星システムGLONASS・みちびきには非対応ですが、日本詳細道路地図(シティーナビゲーター)を搭載し、1/25000レベルの地図が表示可能です。外部メモリーカードに対応するなどの新機能も増えました。
機能 | Edge810J |
本体サイズ(幅×高さ×厚み)/cm | 5.1×9.3×2.5 |
ディスプレイサイズ(横×高さ)/cm | 3.6×5.5 |
画面解像度(幅×高さ)/ピクセル | 160×240 |
タッチパネル | ● |
バックライト | ● |
重さ/g | 98.0 |
使用電池 | 充電式リチウムイオン |
稼働時間(約) | 17時間 |
防水機能(※) | IPX7 |
好感度GPS(アメリカ) | ● |
衛星:GLONASS(ロシア) | ― |
衛星:みちびき(日本) | ― |
ベースマップ | ● |
地図追加 | ● |
メモリスロット | microSD card |
履歴 | 1000 |
お気に入り登録数(ポイント) | 200 |
心拍計 | ● |
スピード/ケイデンスセンサー | ● |
Wifi接続 | ― |
カロリー計算 | ● |
パワー計 | ● |
動作保証温度 | -20°~ +55° |
スマートフォン連携 | ● |
GarminEdge1000J
大きくて解像度の高い画面・優れたナビ機能
「Edge1000J」はガーミンのサイコンの中で最も大きい画面サイズで、最も解像度が高いのでとても見やすい機種です。また、スピードセンサーとケイデンスセンサーがそれぞれ単体となり、異形フレームバイクやミニベロにも対応し、かつ装着が簡単になりました。Wifiにも対応しています。他の機種に比べて価格は高くなりますが、大きくて見やすい画面と、地図・ナビゲーションが欲しいかたにはおすすめです。
機能 | Edge1000J |
本体サイズ(幅×高さ×厚み)/cm | 5.8×11.2×2.0 |
ディスプレイサイズ(横×高さ)/cm | 3.9×6.5 |
画面解像度(幅×高さ)/ピクセル | 240×400 |
タッチパネル | ● |
バックライト | ● |
重さ/g | 114.5 |
使用電池 | 充電式リチウムイオン |
稼働時間(約) | 15時間 |
防水機能(※) | IPX7 |
好感度GPS(アメリカ) | ● |
衛星:GLONASS(ロシア) | ● |
衛星:みちびき(日本) | ● |
ベースマップ | ● |
地図追加 | ● |
メモリスロット | microSD card |
履歴 | 1000 |
お気に入り登録数(ポイント) | 200 |
心拍計 | ● |
スピード/ケイデンスセンサー | ● |
Wifi接続 | ● |
カロリー計算 | ● |
パワー計 | ● |
動作保証温度 | -20°~ +60° |
スマートフォン連携 | ● |
5機種比較表
まとめ
ロードバイクなどの自転車に乗る時、目的がトレーニングなのかポタリングなのか、また、場所は行き慣れたところか初めてのところか、街中や山の中なのか広く見渡しの良い場所なのかと様々なシチュエーションが考えられますが、ご自身が頻繁に使いそうな機能が搭載された機種を選ぶと便利です。
人によっては画面が大きくて見やすいことがメリットのかたもいれば、よりコンパクトなものを好むかたもいらっしゃいますし、詳細なデータ分析を必要とするかたと、のんびりポタリングする際のナビゲーションを重視するかたもいらっしゃると思いますので、ぜひみなさんの使い道にあったサイコンを選んで自転車ライフを楽しんでください。