BMC|最新テクノロジーを採用した2017年モデルを紹介

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BMC(ビーエムシー)の最新モデル「Roadmachine」を含め、5台を紹介

2016年も後半に差し掛かり、そろそろ各自転車ブランドが2017年モデルを発表する時期です。

 

それに先駆け我々BJnet事務局は、日本での販売代理店であるフタバ商店さんが主催するBMCの展示会に行き、新モデルの発表を聞いてまいりました。

 

今回はそのレポートと、2017年度に新たに追加されるモデル、改良された車体を中心にご紹介いたします。

 

BJnet加盟店の2016年モデルまでのBMC商品在庫はこちら

 

BMC|2017年モデル発表会

BMC - Switzerland

作りやスペックを落とすことで価格を下げる手法よりも、品質の高い自転車の提供を追求するBMC。

そんな、技術と熱量が詰まった新ラインナップをご紹介いたします。

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BMCブランドマネージャー・ザック レイノルズさんによる新製品プレゼンテーション

まず会場に入ると、BMCのブランドマネージャーであるザック レイノルズさん(右奥)による、2017年モデルのプレゼンテーションが行われていました。

 

会場には、多くの自転車店オーナーの方々がいらしていました。新テクノロジーや前年までのモデルとの相違点・アップグレードの内容などを中心に話されました。

 

みなさん真剣な目で話を聞き、製品にも目を光らせています。BMC以外にも、フタバ商店さんが取り扱うブランド(Kabuto、crops、Visionなど)がずらりと並んでいました。

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ザックさんが車体の説明をしてくれている様子

BMC独自のテクノロジーや自転車づくりに対する哲学、こだわりを代弁してくれたザックさん。(時にはこうして床に膝をつけて、細かい部分までわかりやすく説明してくださいました。)

 

その話の熱量に自然とこちらも引き込まれ、今まで知らなかった新しい知識も増え、この真摯な対応には感謝の言葉しかありません。

Endurance Series: Roadmachine(ロードマシーン)

RM01_Ultegra

Roadmachine 01 Ultegra

2017年ラインナップから、新たな製品群『Roadmachine』が加わりました。ロードマシンのコンセプトが「走り、快適さ、外観:すべてを欲するライダーのために」。

 

このシリーズはエンデュランス用バイクであり、従来の「Granfondo」の上位シリーズとして位置しています。エンデュランスバイクというと、いつまでも快適に走れて疲れ知らずの性能が必要ですが、同時にきびきびした早い走りも体感したいと思うライダーは多いはずです。

 

このシリーズは、そんなオールラウンドを目指す人のために作られています。

 

ハイパフォーマンスを実現するために考えられたのが、「全体のロードコレクションのいいとこ取り」をすること。ディスクブレーキと、930gと高いインテグレーションを持つスルーアクスルを採用。また、高いオールラウンドパフォーマンスを実現するため、加速性(BB剛性)、ハンドリング(ねじり剛性)、コンフォート(縦方向のたわみ=しなやかに曲がること)を両立して高めています。

コンセプト

1.コンフォート 

新モデルRoadmachineのために、従来のTCCを一から考え直し、進化させたチューブ形状とカーボンレイアップやロングライドをサポートする新しいジオメトリーのおかげで、BMCらしいバランスの良い快適なフレームセットが生まれた

2.ルックス

乗っているときでも、駐輪中でも、自慢の自転車は美しくあるべきだとBMCは感じます。最新のテクノロジーとクラシックなBMCデザインの結合であるRoadmachineはいつでも飽きのこないスイスデザインの最高傑作であろう

3.パフォーマンス

リアルレーシングブランドのBMCは常にコンフォートのためにパフォーマンスを犠牲にしてはいけないと考えています。RoadmachineはSLRやTMRで積み重ねてきたテクノロジーを進化させ、ロードバイクカテゴリーの垣根を超えるハイパフォーマンスバイクに変身した

4.インテグレーション

見える物と見えない物 そのバランスを追求したのがRoadmachine

Roadmachine 01ではシンプルで扱いやすい、すっきりとしたルックスのハンドル・ステム・フォーク連動型システムインテグレーションのおかげで、今までのメンテナンス地獄から解放される

出典:BMC 2017 COLLECTION

 

Roadmachine 01 Ultegra Di2

Roadmachine 01,2017,BMC

新製品のフラグシップ、Roadmachine 01 Ultegra Di2

キャプチャ1

この車体は、今回日本で新発売されるBMC車種の中で中心となるモデル。

 

コンポーネントにはShimano Ultegra Di2を使用して、カラーはブラックを基調にオレンジが印象的な「サンライズ」。ホイールにもカーボンを採用しています。

 

BMCカーボン車全体に言えることは、素材の良いカーボンを使用しているということ。軽いのはいくらでも作れるとのことですが、乗り心地・耐久性・振動吸収性・進み方を大切にするという哲学のもと作られています。

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ディスクブレーキを採用した前輪

このシリーズの大きな特徴は、ディスクブレーキを採用していることです。

 

BMCのブランドマネージャー、ザック・レイノルズさんによると、BMCは、特に初心者の方などは制動性の高いディスクブレーキが良いと考えているそうです。

 

「メンテナンスも調整もそこまで難しくなく、重量もみなさんが思っているほど重たくなりません。」とおしゃっていました。

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ディスクブレーキの良さを説明する様子

今後ディスクブレーキは普及していくと予想されているザックさん。油圧ブレーキのため制動力が高く、初心者でも思った通りに止まることができ安全性が高いので、注目が集まっています。

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新機能デュアル・スタック・システム

さらに注目のポイントは、ステムの部分です。「デュアル・スタック・システム」を採用しています。

高さが異なるトップカバー2種類、『High』と『Low』を用意しており、好みで変更することができます。そうすることで、自分に合ったポジションが出しやすくなるのです。

またスタックスペーサーを全て外さなくても中央部分から外す事ができ、調整・メンテナンスができるように工夫されています

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デュアル・スタック・システムについて力説するザックさん

ザックさんも、このシステムについて力強く話してくださいました。

これまでこの部分に不自由に感じていた人たちには最適な造りなのではないでしょうか。試してみる価値ありです。

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太めのフレーム

カーボンの剛性を上げながら軽くするため、BMCのカーボンロードは太いフレームが採用されています。

ここにもBMCの哲学が表れています。

つまり、一般の人が乗るバイクならば、耐久性を犠牲にする過度な軽量さを第一に考えることはしないということです。それよりも、耐久性・乗りごこち・快適さを高めた製品作りをしています。

Roadmachine 03 105

RM03_105

Roadmachine 03 105

キャプチャ3
こちらはRoadmachineのアルミモデル。

価格は30万円弱と、カーボンよりもお手ごろになっています。

 

Roadmachineには01~03まであり、こちらは最も価格の安い03。

 

01は本格的にレースで活躍したい人向け、02はこちらでは紹介していませんが、50~40万円ほどの価格帯で、レース仕様を求める方でも納得してもらえるスペックです。03はエントリーモデルとして最適なように作られています。

 

カラーはBMCのブランドカラーである、赤白黒のうちのホワイト/レッド。また、こちらもディスクブレーキを採用していることが大きな特徴。フォークはフルカーボンで、ディスク専用の作りとなっています。ただ、「デュアル・スタック・システム」は採用していません。

Altitude Series: Teammachine(チームマシーン)

こちらの動画は、2013年にTeammachine SLR01の一番最初のモデルがお披露目されたときの動画です。Atitudeというのは、英語で「高度、標高」などを表します。

 

つまり、山道にも適したシリーズと言えます。TeammachineにはSLR01~03とALR01のラインナップがあります。

 

この車種は人気マンガ「弱虫ペダル」の主人公小野田坂道が乗っている車種としても有名です。彼は坂道が大得意なクライマーとして活躍しますが、この「Altitude」も山道を攻略するのに最適です。最新テクノロジーをふんだんに使い、坂道君が乗っていたものよりもグレードアップした2017年モデルをご紹介します。

Teammachine SLR01 Ultegra Di2

SLR01 Ultegra-Di2

Teammachine SLR01 Ultegra Di2

TeammachineのフラグシップモデルとなるSLR 01。Ultegra Di2を搭載したこの車種は、2016年モデルからカラーリングが変わり、白がなくなり赤と黒だけになりました。

車体を現物で見ると、その赤の鮮やかさに目を奪われます。パーツも、ホイールがDT Swiss R23 Splineから、DT Swiss RC38C Spline Carbon Clincherに変わるなど、少しずつグレードアップしています。

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teammachine SLR01のロゴ

この車種は、カラーが「スーパーレッド」といい、BMCカラーである赤が前面に押し出されています。また、Altitude特有のACEテクノロジーが活かされています。

ロードレースの頂点、ツール・ド・フランスのような舞台で活躍するために開発されたバイクであるため、開発前からBMCレーシングチームの選手の要望を聞いて生み出されたのです。

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検証を重ねて出来上がったフレーム

Teammachine SLR01のプレミアムフルカーボンフレームのために、BMCはスイスの大学院と1年間掛けて3万4千通りの検証をおこないました。

各チューブの形・大きさ・カーボンの素材の違いを徹底的にシミュレーションしたのです。それを比較して選び抜かれた結果が、このフレームです。

重量・剛性・振動吸収性の最適化を図り、非常にバランスの取れたバイクに仕上がっています。

Teammachine SLR02 Ultegra

SLR02 Ultegra

Teammachine SLR02 Ultegra

キャプチャ4

このシリーズには、上位モデル同様のテクノロジーを用いながら価格を抑えている、コストパフォーマンスの良さがあります。パーツはマイナーチェンジが何か所かありますが、大きく変わったのはカラーリングです。

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Teammachine 02の3台

2016年モデルはUltegra Di2が「サンライズ」、Ultegraが「ホワイト」、105が「ブルー」でしたが、上の画像の通り大きく変わっています。

手前がUltegra Di2で、カラーは「ステルス」。

マットな質感がスタイリッシュです。奥は105を使っており、カラーが「グレー/レッド」に変わりました。特にUltegraの「イエロー」は目を引きます。

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目を引くイエローのカラーリング

BMCのブランドカラーは赤白黒ですが、明るい色が欲しいというお客様がいるため、その要望に応えて作っているそうです。

この黄色は、質感がマットなためそこまで主張が強すぎず、かつカッコよく乗ることができます。ブランドカラーも大切にしながら、お客様が求めるカラー展開も積極的にしています。

Teammachine ALR01 105

ALR01 105_INTL

Teammachine ALR01

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SHIMANO105を搭載している

この車種は今回新たに追加された、ALRのSHIMANO105を搭載したアルミロードバイク。

 

SHIMANO 105を使いながら18万円という、お求めやすい価格が魅力。

 

安かろう悪かろうではなくアルミながらウェイトは8.7㎏で、SLR01シリーズのジオメトリーを受け継いでいるという、本格ロードバイク。高テクノロジーを実現し、エントリーモデルとしても最適な一台に仕上がっています。

 

また、フォーク部分が専用のフルカーボンフォークです。チューブもACEテクノロジーを用いて設計されており、各チューブの目的に合わせて突き詰めた形状となっています。

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Teammachine ALR01の4車種

ALR01のラインナップは、前年からSoraのモデルが廃止されました。また、カラーリングも一緒ですが、前年と違うのはその価格。Ultegraの車体はそのままの価格ですが、それ以外は1万~2万5千円ほど安くなりました。

 

手前から、ご紹介した105のカラーはブレイズ。次がUltegraでカラーはスイス、その次がこちらも105を使用したカラー・レッドの車体。そして一番奥がカラー・グレーのTiagraモデルです。

 

105は2車種ありますが、レッドのほうが若干値段が高いです。その理由は、フル シマノ プレミアムスペックであるためです。その分ブレイズカラーよりも、ホイールやそのほかの部品などが違いアップグレードされています。ブレイズはINT(インターナショナル)仕様と呼ばれており、シマノ以外のパーツも用いているため、価格が抑えられているのです。

 

2017年モデル全体の感想

今回のBMC2017年モデルの展示会にお招きいただき、ザックさんの熱いお話を聞くこともできBMCの商品に対するモノづくり精神を知ることができました。

 

オールラウンドで力を発揮できるバイクを目指すモノづくり、ディスクブレーキやデュアル・スタック・システム、ACEテクノロジーなど、次代を切り拓いていく技術を盛り込んだ2017年モデル。正式販売が待ち遠しいです!

ぜひ、現物を自分の目で確かめてみてください。

BMC,2017

最後はがっちり握手。

BMC公式サイト:http://www.bmc-racing.jp/(2017年モデルは近日更新予定です)

 

BMC|技術革新によって可能性を広げたロードバイク