目次
- 1 ロードバイクのビンディングペダルって何?
- 2 ビンディングペダルのメリット
- 3 踏み込んだ時に滑らない
- 4 安定したペダリングができる
- 5 速度維持ができる
- 6 引き足が使える事で脚が疲れにくくなる
- 7 ビンディングペダルのデメリット
- 8 立ちゴケする
- 9 止まってからのGOが意外と大変
- 10 斜度のある坂道からのスタートが大変
- 11 ビンディングのタイプによって歩行しずらい
- 12 ビンディングペダルの取り付け方
- 13 1、ビンディングペダルを手で回せる所まで入れる
- 14 2、アーレンキー(六角レンチ)で締める
- 15 3、ビンディングペダル取り付け完了
- 16 ビンディングペダルを着脱させる際の工具
- 17 まとめ
- 18 クリート、ビンディングの関連記事はこちら
ロードバイクのビンディングペダルって何?
ビンディングペダルは、ビンディングシューズと併せて使用します。ビンディングシューズの靴底にビスで止められた「クリート」と呼ばれる金具を固定させ、ビンディングシューズとペダルを装着させます。ペダルとシューズを固定させる事で、直接ペダルに脚力を伝える為のサイクル用品です。

ビンディングシューズとビンディングペダルをクリートで固定させています
ビンディングペダルのメリット
- ・踏み込んだ時に滑らない
- ・安定したペダリングができる
- ・速度維持ができる
- ・引き足が使える事で脚が疲れにくくなる
踏み込んだ時に滑らない
これは実体験ですが、フラットペダルで踏み込んだ時に、ペダルから脚が落ちて大落車しそうになった事があります。急な雨に降られ、ペダルが滑りやすくなっていた事も大きな原因だと思っています。
ロードバイクを始めて3ヶ月だった私は、それをきっかけにビンディングペダルに変えました。ビンディングにした事によって、踏み込んでも滑る事なく安心して走行できるようになりました。
安定したペダリングができる
固定されていない運動靴とフラットペダルの場合では、同じ箇所で踏み込んでのペダリングが意識していてもできません。対してビンディングシューズとビンディングペダルを装着させて使用する事で、安定したペダリング・走行が実現できます。
ビンディングだからといって100%同じ箇所で踏み込めているかというと、厳密にはそうではありません。シューズ内で足が動いてしまいますが、それでも普通の運動靴+フラットペダルと比べると、ビンディングにした方が断然安定したペダリングができます。
速度維持ができる
安定したペダリングができるようになると、一定の速度を維持できるようになります。今までフラットペダルで踏む箇所がバラバラだった方は、安定した速度維持のために一生懸命ペダルを踏んで漕いでいたかもしれません。ビンディングシューズとビンディングペダルを装着させる事で、安定したペダリング・安定した速度維持が実現できます。
引き足が使える事で脚が疲れにくくなる
今まで踏み足しかしてこなかった方からすると「引き足って何?」と思う方も多いかもしれません。実際に、私もロードバイクを始めるまでは「引き足?」を良く理解していませんでした。
ビンディングだとペダルを漕ぐ際の「踏み込む力」と踏み込んだペダルを「引き戻す力」の2つが使えます。それによって「踏み足」と「引き足」の別々の大きな筋肉を使う事ができ、「踏み足」だけの時よりも疲れにくくなります。
ビンディングペダルのデメリット
- ・立ちゴケする
- ・止まってからGOが意外と大変
- ・坂道からのスタートが大変
- ・ビンディングのタイプによって歩行しずらい
立ちゴケする
ビンディングにした事によって、シューズとペダルが固定されている事を忘れて転倒する事があります。
特に、信号が変わり停車しようとした瞬間や、急な勾配で立ち上がった瞬間などに立ちゴケします。慣れてしまえばシューズとペダルを簡単に外せますが、ビンディングデビューしたばかりの頃は、体が慣れておらず転んでしまうでこともあるでしょう。慣れていても上手く外せない事があるので注意が必要です。
止まってからのGOが意外と大変
信号待ちからスタートする際に、ビンディングが上手く装着できず焦る事があります。慣れるまでは止まってからの漕ぎだしに苦労します。
後方で待っている車や仲間の存在ばかり気にしていると落車するので注意が必要です。装着して慌てずに発信する為には、装着時に足の状態を確認してから固定する・もしくはギアを軽い状態にしてから停車することが大切です。
斜度のある坂道からのスタートが大変
なるべくなら坂の途中で止まらないのが一番ですが、信号や地形によって坂の途中でどうしても止まってしまう事もあります。
その際には、事前に予測してビンディングを外しておくようにしましょう。急に坂の途中で止まれば落車してしまいます。
また、傾斜の途中で停まる際にもギアを軽くしておくと、ビンディング装着時にスムーズに発進できます。それでも不安だと思う方は、歩いて傾斜を越えて、そのあとビンディングを装着する事をオススメします。
ビンディングのタイプによって歩行しずらい
ビンディングにはいくつか種類があります。それにより、ビンディングシューズ、ビンディングペダル、クリートも様々な種類があります。特にレース向けのSPD-SL(エスピーディーエスエル)では、写真のようにクリート部分が出っ張っている為、歩きずらくなっています。詳しくはビンディングシューズについての時に説明します。
ビンディングペダルの取り付け方
ロードバイクを購入する際に、ペダルが付いてない事があります。ペダルは別売りになっている為、購入するかお店のご厚意でフラットペダルを付けてくれる事があります。初心者の方は脱フラットペダルの際に、ビンディングペダルに交換しましょう。
1、ビンディングペダルを手で回せる所まで入れる
今回はシマノから出ている、ビンディングペダル105 PD-5800 を取り付けます。
挿入する際に、グリースを塗ってから挿入するといいです。挿入しやすくなるだけでなく、サビ止めの効果もあります。ビンディングペダルを、手で入れられる所まで入れます。
2、アーレンキー(六角レンチ)で締める
ビンディングペダルの後方から、アーレンキー(六角レンチ)を差し込み、矢印の方に向かって回していきます。
固定されるまで締めていきます。
3、ビンディングペダル取り付け完了
これでビンディングペダルの取り付けは完了です。
※タイプよって、アーレンキー(六角レンチ)で締めるタイプやペダルレンチで締めるタイプがあるので、ご自身でペダル交換する際は、必ず確認するようにお願いいたします。
ビンディングペダルを着脱させる際の工具
レインボー ボールポイント六角棒レンチセット 7本組 HWP7RB
ペダルレンチ
まとめ
最初は靴とペダルを固定させる事に恐怖を感じますが、ビンディングに慣れてしまうとビンディングの方が安心して走行できます。またビンディングデビューする際には、必ず土手や安全な場所で練習をしてから公道に出るようにしましょう。