日本最大の自転車ロードレース、2019ツアー・オブ・ジャパンが開幕しました!
大阪から東京まで、移動しながら毎日レースが行われる8日間。今回は前日記者会見と第1ステージ(堺)についてお届けします。
- 前日記者発表
ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)開幕を翌日に控えた5月18日、堺市内の「さかい利晶の杜」で前日記者発表会が行われました。
マルコス・ガルシア・フェルナンデス選手(キナンサイクリングチーム)をはじめ、小林海選手(ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー)、中根英登選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)、増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)、雨澤毅明選手(リュブリャナ・グスト・サンティック)、黒枝咲哉選手(シマノレーシングチーム)が出席。
ファンが見守る中で翌日からのレースについて抱負を語りました。
一般公開された記者会見。インターネットでの配信も行われていました。
昨年の王者マルコス・ガルシア・フェルナンデス選手(キナンサイクリングチーム)は、今年もチーム一丸となって勝利を目指すと語り、連覇への意欲を見せました。
増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)は落車リタイアをした昨年の京都ステージについて話しました。
そのステージでは、チームメイトの雨澤選手(2019年よりリュブリャナ・グスト・サンティックに移籍)が優勝。
しかし増田選手は、痛くてあまり記憶がないんです…!と明るく話し、会場からは笑いが起きました。
今年は転ばないように安全にレースを進め、その中で良い成績を出せるようにと目標を語りました。
堺市は千利休の出身地で、さかい利晶の杜では椅子に座って茶の湯体験ができます。
記者会見後の選手も茶室に移動し、茶の湯体験が行われました。
- 第1ステージ(堺)
本日5月19日に行われた第1ステージは、大阪府堺市の大仙公園周回コースを舞台に
一人ずつ出走する個人タイムトライアルレースです。
世界遺産に登録される見通しとなった仁徳天皇陵に接する2.6キロのコース1周で争われ、コンマ数秒が勝敗を分けます。
車検やゼッケンの確認を受けた選手は30秒刻みでスタートして行きます。
笑顔で談笑する選手、静かに集中する選手など、それぞれの方法で出番に備えていました。
優勝は宇都宮ブリッツェンの岡篤志選手!!
全日本チャンピオンである窪木一茂選手(チームブリヂストンサイクリング)や海外の有力選手を抑え、コンパクトながらも力強い走りで昨年の自身のタイムを大幅に更新しました。
暫定一位の選手が座るホットシートで、後にスタートした選手のタイムを見守る岡選手と清水裕輔監督。
優勝が確定した瞬間にはホッとした表情を見せ、沿道で見まもるファンからの大きな拍手に包まれました。
おめでとうございます!
岡選手は明日、個人総合時間賞のグリーンジャージを着用して走ります。
これはその時点で「一番強い選手」が着るジャージで、最終日の表彰式で着ていた選手が2019年ツアー・オブ・ジャパンの王者となります。
現時点で「一番強い選手」の岡選手は、明日はどのようなレースを展開するのでしょうか。
ツアー・オブ・ジャパンは配信アプリスポーツブルで全ステージ生中継(無料)が予定されています。
第1ステージ(堺)結果
1位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) 3分6秒69
2位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)+0秒59
3位 オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ)+1秒33
第2ステージ(京都):5月20日 9時25分スタート予定
平坦が全く無い!と表現される、多数のアップダウンのあるハードなコース。